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2010年04月05日

原油とインフレ【ランケン】

原油が上昇していますね。
1バレル85ドル台に入っています。
世界経済の回復を裏付けているような気がします。

原油の上昇はインフレ懸念につながる事が多いのですが、今のところアメリカにおいてはインフレの兆候はそれほど見られません。
市場ではアメリカのインフレは2%程度でおさまると見られているそうで、アメリカ連銀の非公式な目標レベルで落ち着いています。
ただ、やはりインフレの上昇懸念は強いようで、警戒はされています。

アメリカにおけるインフレの兆候が小さいのはやはりまだまだ需要に対して供給が多すぎる事が原因とされており、GDPギャップが指摘されています。
このため、原油価格が多少上昇しても、インフレの懸念が強くなるとは言えない状況となっています。

インフレ懸念が出ているのは元々、連銀や各国中央銀行による世界的な大幅な金利引き下げによるものです。
本来、これは景気上昇、企業利益の上昇、雇用の増大、ファイナンスの容易さなどからお金の価値が下がり、物価上昇のはずと言うのがセオリーです。
実際はと言うと失業率はまだ高く、企業業績もまだまだ、金利が低い割にはあまりお金を借りないなどインフレに繋がる経路が切れています。

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既にゼロ金利ですので、今後は金利の引き上げを行わざるを得ない訳ですが、やはりタイミングの問題はあって、それがいつになるかが気になるところです。
原油価格の上昇が引き金になる状況ではないように思いますが、いつまでも異常な低金利を続ける訳にも行きません。
一方で、金利引き上げも景気が悪い状況ではなかなかできず、かなりこう着状態なようです。

当面は金利引き上げもしにくいでしょうし、上がるにしても少しずつって感じでしょう。
アメリカの金利が上がると、株式も上昇しにくくなるし、恐らくドル円も上がってくると思っています。
連銀の動きがこれからは注目でしょうか。
今年の二大テーマですね。(もう1つは欧州ソブリン危機)

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posted by CFD at 21:03 | Comment(0) | ランケンのCFD予備校

2010年04月02日

ギリシャ株価指数買う?【ランケン】

ヨーロッパの通貨危機は若干落ち着いてきた様相が見られます。
一番、それを感じるのが下のギリシャ株価指数。
なんと、ゴールデンクロスの上昇中。

GreeceStock.jpg

だからと言ってギリシャ株買う気にはあまりなりませんが、ユーロ売りも一旦停止かもしれません。
ただ、結構面白いかもとは思ったりします(またばくち打ちなケが出てきましたよ。。。)

今年の年初2ヶ月間のギリシャの収入は昨年と比べて13.2%上昇しています。
また、支出も9.6%下落しており、それなりに債務削減は順調な様相です。
この調子でいけば市場の信用を取り戻す事は可能かもしれません。

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ただ、実際問題は簡単には行かないのは分かっているので、事はそう簡単ではないのですが、市場の評価は株価指数に表れてきている可能性はあります。
世界の株価指数の中心であるダウは4月にハイっても上昇を続けています。
地合いは悪くないので、ちょっと考えようかなぁ。。。

ギリシャ株価指数取引できるFXオンラインでは取引は1000ユーロからで証拠金は約2万円です(ミニの場合)。
まぁ、遊んでみてもいいかもですね。
現在、1030ユーロ。1133になるだけでも10%取れますから、レバ3倍ぐらいでも数十万出せそうな気が。。。

あ、注文出しちゃった。。。
引っかかって欲しいような欲しくないような。。。
なんか、CFDステーションのために体はってる気がしてきましたよ。。。

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posted by CFD at 21:46 | Comment(1) | ランケンのCFD予備校

2010年03月30日

オレンジジュース取引の基本【ランケン】

オレンジジュースが結構きつめに下げています。
3月8日に1.53ドルを付けてから、今日までに一気に10%下げています。

なんか1年ぐらい前にオレンジジュースに興味を持ったことがあって、ちょっとやってみたいなと思ったんですが、その頃の価格75ドル。
それが150ドルですか。
買っておけば良かったっていつものように思う。。。

ところで、オレンジジュースの取引って実際は何でしょうか?
スーパーでオレンジジュース売っていますね、当然あれです。
ただし、液体じゃなくて粉の状態で凍らしたものです。
いわゆる、濃縮果汁還元の水分のない状態ですね。

オレンジってインドが原産で、本来は甘くないものだそうです。
種類は大きく3種類で、スイートオレンジ、サワーオレンジ、マンダリンオレンジに分かれます。
一般的に消費者がフルーツとして食べているネーブルオレンジなんかはスイートオレンジ(甘いオレンジの意味ね)です。
サワーオレンジはジャムとかになるんだそうで、種類が違うんですね。

畑で取れたオレンジは工場に運ばれて温水で洗われます。
その後、皮を機械でむかれて95度程度で20秒間低温殺菌します。
その後、粉状にするために水分を吸い取る事で、オレンジの味をなるべく損なわずに粉にするんだそうです。

コップ一杯のオレンジジュースには2つから4つのオレンジが使われます。
結構たくさんいるんですねぇ。
オレンジの皮も捨てずに利用され、香料や化粧品などに使われ、それでも使えない部分は牛のエサになるんだそうです。

オレンジジュースの取引量はコモディティの中でも最も少なく、ブラジルが最大で4割程度、次がアメリカで25%ほどとなり、この二国で生産量の多くをしめています。
アメリカではやはりフロリダがオレンジの一大生産地で、ほぼ95%近くとなっています。

で、オレンジジュースの価格に影響するものは何かと言うと天候。
天気が悪ければ不作で供給が下がり価格も上がるって言う話です。

フロリダってハリケーンが来るんですね。
こんなのがオレンジジュースの収穫前に来ようものなら大変で、当然価格は上がります。
なので、フロリダあたりのハリケーン情報をしっかりと押さえながら取引するものみたいです。

また、凍結も重要だそうで、ハリケーンと共に影響を受けると数年間は生産量が落ちてしまうんだそうです。
面白いのが、霜が降りる時。
この場合は微妙に難しく、本来フルーツとして流通すべきオレンジが見た目が悪くそのまま売れないのでジュースにされるそうです。
そうなると、オレンジの供給過多で価格が下がる。
と言う訳で、天候が悪くても価格が下がる事はあるんだとの事。(難しいですね。。。)

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取引単位は15000ポンド(約6800Kg)なのですが、1ポンドあたり何セントって売り方で取引されます。
今だったら、1ポンド(約0.45Kg)あたり135セント(1.35ドル)。

チャート的には長期チャートと1年チャートを付けておきましょう。
2004年あたりがかなり安かった年のようでその時は50セント台まで下がっています。
現在、1.35ドルですが、取引額としてはCMCでは1350ドル(約12万円)です。
数千円程度の保証金でできます。
OrangeJuice1year.jpg

orangejuice_july09_29.jpg


安いのが魅力ですね。
コモディティ系のどなたかに聞いたんですが、コモディティって小さいお金をまずは膨らますために使うんだって話をしてくれました。
なるほどねぇ。
株でも100万とかいるし、FXも最低数十万は欲しいですからね。

数万円レベルかけて数十万円レベルにもってくには面白いんでしょうか。

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posted by CFD at 20:31 | Comment(2) | ランケンのCFD予備校

2010年03月27日

ドル買いかユーロ売りか?【ランケン】

今週は月曜日休みだったので早いですね。
なんかあっという間。
妙に忙しい。。。

今週の注目は株よりも通貨だった感じしますね。
コモディティも動き少ないし、株もまぁ順調に上昇中。
という所で、もっとも大きく動いていた要因はやっぱりギリシャやポルトガルの欧州勢。

ユーロは今日は若干上げていますが基本的には下落コースに戻ったかに見えます。
今日のユーロ上昇はギリシャの救済に関してIMFとEUの両方での支援が決まったからとウォールストリートジャーナルでは書かれていますが、個人的には調整な気がします。
ユーロが下げすぎていたので、ギリシャ支援の報道をきっかけにしたに過ぎないと考えていて、あまりモメンタム的には変わらないんじゃないかなと。

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後、ポルトガルの格下げのニュースもありますね。(鷹さんも書いてますけど)
まだ、下げられるかもしれませんが、市場がどれだけポルトガルやギリシャを信用しないかにかかっているんじゃないでしょうか。
格下げってのは結構市場の動向に影響されるもんですねぇ。
やっぱり恣意的な感じが否めません。

最近、ちょっと目に付くのがドルの上昇に関する話が増えてきた事です。
円に対してもドルは強くなりつつあるので、ドル独歩高になりつつあります。
アメリカがやっぱり今のところはまだマシってのはあるのかもしれませんね。
昨日、鷹鳩さんが指摘していたようにドルが強くなっているのはかなりあって、ドルインデックスは分かります。

まぁ、でもドルインデックス買いもなぁ。。。
同じドル買いでも、ランケンとしてはやっぱりユーロドルのショートな気はするんですがねぇ。
同じようなもんですけど、素直にユーロ売って、ドル買いと言うよりもユーロ売りのスタンスで行った方が素直じゃないかなぁなんて、プロに意見してみる。

どっちでもいいですけどね。

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posted by CFD at 00:25 | Comment(0) | ランケンのCFD予備校

2010年03月23日

JR東海とJR東日本のスプレッド【ランケン】

実は今回のスプレッド戦略は数ヶ月前から(多分、去年から言ってると思う)友人などには話していて、やや遅いのですが、動きも出てきたし、ファンダメンタル的にも条件が整ってきているので書きます。
JR東海買いのJR東日本売りです。

JR東海と言えば新幹線です。
JALが破綻して日経225からいなくなったので、代わりに採用されています。
飛行機の代替は新幹線って分かりやすいロジックですよね(笑)。

先日も、新幹線の需要が戻ってきたなんて報道をきっかけにJR東海が上がっています。
ランケンはJR東海は基本的に景気敏感株と考えています(JR東日本なんかに比べてと言う意味で)。
景気が悪いときは、出張も減るし、旅行も減るしであんまりいい事がないんですが、景気はなんとか持ち直しそうですので、いけるんじゃないかなと思っています。

リニアの話もあるし、飛行機に比べてエコだと言う事で、世界的に電車に対する需要も高まっています。
世界最高峰の電車を提供し続けているJR東海は海外へ新幹線を売ろうなんて話も出ていますので、結構強気でもいいんじゃないかとは思っています。
もちろん、世界経済が二番底を付けに来る可能性はありますので、ヘッジはしておきたいですよね。

と言う訳で、JR東日本を売りに出します。
JR東日本の株価が現在6210円。100株単位ですと、62万1000円。
JR東海は68万6000円です。
その差、6万5000円です。

半年ぐらい前はおよそゼロで、この時から友人には言っていたんですが、まだまだワークすると思います。
まぁ、もっとも過去10年ぐらい前まで遡ると逆転してた時期もあるんです。
これ、JR東海が上場したての頃ですね。
no-title
JR東日本とJR東海のスプレッド

no-title
JR東日本とJR東海の株価推移

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そもそも、JR東海の方がボラが大きいですよね。
理由は比較的単純かもしれなくて、発行済み株式数が東日本の方が東海の約2倍(100株の調整後)あります。
それもあって、一株当りの純利益はJR東海が通常2倍近く高いです。

JR東日本とJR東海の財務比較


もし、景気回復がそれなりに順調になるならもっと差が開いて当然だと考えてます。
という所で、JR東海買いのJR東日本売り。
ご検討あれ。


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posted by CFD at 22:23 | Comment(7) | ランケンのCFD予備校

2010年03月19日

ダウ年初来高値更新【ランケン】

市場が回復してる感じがしますかね。
ダウは10700ポイントを超えてきました。
3月なのもあり、そんなに強くないだろうと思いきや年初来高値更新です。

なんかモメンタムを取り戻していますね。
やっぱり10000ポイントを割ったときにランドが落ちなかったのが、二番底じゃない事を意味してたのかなぁなんて思います(笑)。
ダウは上がってはいますが、またギリシャの問題が再燃しています。

ユーロ圏内でのギリシャの救済の仕方がうまくまとまらないようで、IMFが介入する見込みが強くなっています。
このため、ユーロが下落しており1.36割れの可能性が高くなってきました。
BNPパリバは来年2011年のユーロは1年を通して1.20ぐらいと予測しています。
先週ぐらいにゴールドマンサックスはユーロ買いなんて推奨だしてたと思うんですが、さすがに買えないでしょう。

今は為替市場が注目の点にきていますね。
ランドも高値更新できるかどうかまで来ていますが、カナダドルは既に半年ぶりの高値で一気にパリティ目前です(対ドル)。

今は、ユーロを買う気にはとてもなりませんね。
そもそもの問題は相変わらずですし、IMFならぬEMFの話もまだ始まったばかりといった所です。
ギリシャ問題は、これからが本番でしょう。

本当にギリシャは赤字を減らせるかどうか。
簡単には減らせないのは間違いないので、毎月の進捗で市場は一喜一憂するんでしょうか。
ドイツ国民も冷や汗ものでしょう。
一般的には、ギリシャ単独では解決できないとの見方が強く、誰がどう救済するかが焦点です。

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後は、ちょっと前ですが鳩山首相が円安を望んでいるなんて話も出ていました。
鳩山首相は今の為替レートは日本の景気の悪さを反映していないと述べており、日本円が強くなりすぎたと述べ、なんらかの対応策を考えているようです。
協調介入まで示唆している点がある意味驚きです。

日本円売りの強調介入なんて世界のどこが一緒にやってくれるんだろうか?
多くの国が自国通貨安を望んでいるというのに。。。
せいぜい単独介入じゃないでしょうかね。

とりあえず、健全な国の株価指数でも買っておくのがいいように思いますね。

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posted by CFD at 22:51 | Comment(2) | ランケンのCFD予備校

2010年03月16日

金バブルとプラチナ鉱山会社【ランケン】

金価格は究極のバブルだなんて話がソロスからされていますが、一方でヘッジファンドたちは金を猛烈に買い進めています。
ヘッジファンドの代表的なマネージャーの2人、ジョージソロスとジョンポールソンはカナダの金鉱会社NovaGold Resourcesを買っているそうです。
残念ながらCFDの中でこの株は見当たりませんでした。。。

1年ほど前はインフレによってコモディティ価格が大きく上昇するだろうと見られていましたが、現在は通貨不安による商品価格の上昇と言うように論調が変わってきています。
世界的な景気後退によるGDPギャップの発生(要するに需要に対して供給が多すぎる)がインフレを抑制している訳ですが、一方でドルの信認不足とユーロの通貨危機(言い過ぎかもしれませんが、あれは一種の通貨危機だと思う。。。)により、安全資産が見当たらなくなっているのが現状です。

コモディティ市場は通貨市場に比べてはるかに小さいため、通貨の信認が下落するとコモディティ価格が大きく上昇する可能性があるのは否定しにくいところです。
加えて、金のETFなども販売されており、一般の投資家が金投資をしやすい環境が整えられつつあるのもバブルの兆しとなっています。

さて、ここでバブルだから買わないじゃなく、バブルにのっかって買いに行った方がいいのではないかというのが最近の論調としてありますね。
今のところはまだバブルではなく、本当のバブルがこれから来ると言う話です。
ヘッジファンドが買っているので、これからかもなぁなんて気はしますよね。
通貨に対する不安がそうは簡単に小さくならない中で、コモディティも底堅い動きをしているのが現状です。

ランケンが考えても今はドルも買いにくいし、ユーロも買いにくいし、円もなぁって思います。
と言う所で、ポートフォリオの中にコモディティは多少なりとも入れておきたいとは思うのですが、現物は扱いにくいし、ETFも買いしか出来ないのでどうしてもCFDに目が向いてしまいます。


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ただ、やっぱり金よりはプラチナかなぁなんて思います。
金がバブルになるんなら、プラチナがならない訳がないんじゃないかと。
向こう1年限定ですが。

と言うところで、いつものようにプラチナに落ちてきちゃったのですが、プラチナの鉱山の会社でCFD取引できる会社を探してみました。

Anglo American Platinum
Impala Platinum
Lonmin
Aquarius Platinum

ちなみに金鉱株のCFD対象株リストは下で以前書きました。

CFD金鉱株リスト

この4つの会社の株式が恐らく世界のプラチナ関連株の大部分になると思います。
プラチナファンド(おぉ、いい名前だ)でも自分で作ってみましょうか。

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posted by CFD at 18:30 | Comment(0) | ランケンのCFD予備校

2010年03月12日

IMFとEMF、内政干渉と多国間交渉【ランケン】

最近、IMFの代わりにヨーロッパにEMFを持つなんて話が時々出ています。
皆さん、ご存知でしょうか?

IMFの正式名称はInternational Monetary Fundで、お金が無い国に対して資金を貸し付けるための組織です。
EMFはEuropean Monetary Fundで、どちらも国の銀行ですね。
特に金融危機などでトラブルに陥っている国に大きな融資をします。

融資にあたっては色々と厳しい条件が付けられます。
金利を上げるだとか、税金を引き上げるだとか、お金を借りる側の国に対して注文が多く付きます。

お金を借りる側の国は税金引き上げにしろ何にしろ立法措置が必要です。
IMFの条件を満たすには法律的な裏づけが必要ですので、各国の国会で審議され、立法化されます。
こういう条件をつける事が出来るのが、国際組織のスゴイ所です。

例えば、日本が単独で困っているアフリカにお金を貸して、その国の法律を変えようとしてもこれは通常出来ません。
なぜなら、内政干渉になるからです。

では、同じ事をするIMFは大丈夫なのか。
大丈夫なんです。
理由はIMFは二国間での取り決めにいよる内政干渉ではなく、多国間で成り立つ組織の取り決めだからです。

一ヶ国か多国間か、ここが大きな違いで、多国間ならば監視がされるから、強い国が弱い国にムチャな事をさせない担保となります。
ただし、多国間であるがゆえに、どうしても政治的になってしまいます。
そのため、時間もかかり思惑に大きく左右されてしまいます。

これは、世界銀行も同様です。
世界銀行も国に対して融資を行う訳ですが、こちらは開発目的であり、やはり多国間での組織として融資を実行します。
世界銀行は当然多くの融資をしていますが、内政干渉ではない形で行われ、最終的にはかなりの利益をあげています。

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現在、検討されているヨーロッパにおけるEMFも同様で、ドイツがギリシャに直接お金を貸し付ける訳にはいきません。
一方で、IMFの助けを借りると、アメリカや日本も入ってきてしまい、IMFにユーロの金利を引き下げろとかいわれる事になります。
これはユーロ圏の盟主であるドイツやフランスなどにとっては屈辱的です。
共通通貨とは言え、自国の金融政策に口出しされる可能性がある訳です。

IMFからしてみれば、ただで融資する訳にはもちろんいきません。
それこそ、お金の回収に失敗したらどうなるんだって話が各国から出ます。
ギリシャに融資した場合、誰が保証してくれるの?ドイツさん?みたいな話になるのは容易に想像できますね。
しかも、ギリシャの他にもあるってんだから、うかつな事は出来ません。

ここら辺が、同じヨーロッパでもIMFが入ったラトビアなどとの違いです。
ヨーロッパの中で決着しないと、ユーロと言う通貨を通して金融政策にまでクチを出される訳でなんとか回避したい。
これがヨーロッパにおけるIMFすなわちEMFの発足に繋がります。

ただし、金利の引き下げなんかの金融政策に関してはユーロである事にかわりはなく、注文を付けれないので、税金引き上げやら公務員の給料引き下げやらの財政政策の要求をする事になります。
その意味では、IMFが通常取る方法とはやや違うのはあるんでしょう。
EMFも今まで実績があるどころか新しく創られるわけで、うまくいく保証は何もなし。

そんな訳でEMFがIMFと違って検討されているんでしょう。
EMFも多国間ですから、内政干渉ではない状況で、注文を付けつつ、ユーロの地位も守ると言う話ですね。

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posted by CFD at 23:47 | Comment(4) | ランケンのCFD予備校

2010年03月08日

20年後の投資先【ランケン】

ランケンで書いた日本財政の記事の続きをこちらに書く事にしました。
今後20年と言う意味での投資対象ですね。

結論から言うとやっぱり海外しかなさそうで、国内25%、海外75%みたいな案が元大蔵省のT氏からされていましたね。
結構、衝撃的じゃありませんか?
皆さんのポートフォリオっていいところ反対でしょう?
預金だけで5割どころか8割超えてる人がほとんどだと思います。
  
難しいのは海外75%の内訳ですが、ランケンはやっぱり新興国は欠かせないんじゃないですかみたいな話もしてきました(南アフリカとは言いませんでしたよ(笑))。
先進国にも今はお金置きにくいですし、75%の内半分も入れる必要はないとは思いますが、ポートフォリオと言う考え方で行くと、ある程度は組み入れざるを得ないしょう。
だって、先進国が当面はダメなのは見えていますから、不美人投票で行くと、中期的には新興国、その後の長期的な事も考えたら先進国もって感じかなぁなんて思いました。

後は、コモディティですが、これはランケンから質問させて頂きましたが、世界的にGDPギャップが大きい中ではインフレはなかなかおこらないんじゃないかいう議論になりました。
もう少し景気が良くならないとね。
ただし、インフレにならなくても、ソロスが言うようにコモディティ価格が上がらない事にはならないですね。
なかなか行き先が見つからない以上、コモディティに消去法的に行く可能性はあります。
どうしても投機的な面は否めないので、投資とは言いがたいですが。。。
  
でも、景気が良くなったらどうなるんだろうか???
その場合、金利も上がるはずなのでコモディティの優位性が薄まりますが、結構難しいですね。
うーん。。。分からなくなってきた。。。
  
元プロディーラーの平九朗さんも昔だったら土地だけど、今は土地もないしなぁなんてぼやいていました。
ランケンも日本の土地は下がるべきだと思っているので、スゴクそう思います。
日本の土地って、下がるべきだと思いませんか?
  
デフレだし、給料上がらないし、人口減るし。
上がる気がしない。
なんでみんな土地買うんだろうなんて思いますもんね。
もっとも地価が下がると、資産価値下落による景気後退に拍車かかっちゃうのであんまり大声で言うと怒られそうですけど。
  
残念ながら、20年後という所での投資対象は日本じゃなくて海外ぐらいしか出てきませんでした。
ランケンは南アフリカって言いかけましたけどね(爆)。
20年したらアフリカも変わってる気がしますし、南アフリカに関しては世代が変わって教育を受けた世代が出てくるはずなので失業率も下がってるんじゃないかと思ってたりして。
  
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後は中国あたりの土地が買えるならいいですが、ムリですしねぇ。。
今さらですがハワイとか?
結構いいかもですね、ハワイ。
供給量限られてるし、需要が中国から爆発的に増えたら凄そう。
ハワイのいい所って1億円以上いりますが。。。
  
まぁ、ランケンみたいに海外の投資(と言うか投機っぽいですけど、最近は)やってると、20年後なんて見えないんで考えてもしょうがないかなぁなんて思います。
CFDあれば海外ものは割となんでも出来ますしねぇ。
今さら日本国内限定でロングしか出来ない現物株なんて長期的に勝てる気がしないもん。(うーん、塩漬けの奴があるなぁ。。。どーしよ。。。)
  
日本の現物株ぐらいなら勝てそうだと思っている人は多分間違えてますね。
どう考えても、負ける確率の方が高いんじゃないかと思っています。
海外株やコモディティにFXも出来て、買いも売りもできるので、やっぱりある程度の知識があれば、CFDは選択肢が広くて使いやすい気がするけどなぁ。。。
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posted by CFD at 23:01 | Comment(3) | ランケンのCFD予備校

2010年03月01日

チリの大地震よりもポンドの大暴落【ランケン】

チリの大地震は世界最大級の強さの割には比較的被害が小さそうに見えますね。
まだ、情報が伝わっていないだけかもしれませんが、市場には大きな動揺は見えません。

どこに影響が出るのかなと思っていましたが、コモディティの銅に影響があったようで、一時5%ほどの値上がりを記録しています。
チリは銅の生産量が世界の三分の一で世界一だそうで、世界の銅生産量の5%に今回の地震は影響を与えるとの分析がスタンダードチャータードから出されています。
ただ、生産再開もされている銅山もあり、値動きを見ている限りではものすごい大きな影響には見えませんね。

今回の地震で気象庁は津波の予測が過大で、警報も長引いたとして謝罪しています。
実はランケン、普段から海外のニュースを見ているもので、気象庁の警報に対して違和感を感じていました。
と言うのも、先に津波が到達したハワイなんかで既にほとんど影響がなかったというニュースが早いうちから出ていまして、なんで日本であんなに電車が止められたりするぐらいの騒ぎになるんだろうと。。。
海岸線や地形の問題はあるにせよ、やや過度な混乱だったようには思いますね。

チリの大地震も津波も比較的小さい割には、ポンドの方は大揺れです。
正直、チリよりもポンドの下落の方がびっくりするんですが。。。

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先ほどは132円台をつけてましたね。
先週は140円超えてますので、5%超えてます。
1年半前は212円超えてましたけど。。。

対ユーロで0.9ですか。
なんか、通貨の中ではポンドだけが沈んでる感じがします。

理由はイギリス国内の政治の不透明さとの事で選挙を睨んだ動きとの事ですが、イギリスの状況は全然おいかけてないので、さっぱり分かりません。
どうも理解に苦しみます。
ウォールストリートジャーナルには、イギリスが次のギリシャになるかなんて記事も出てますね。
STUPIDのU(UK)ですか。

今、イギリスの不動産投資しようとしてまして、ポンド下落してたら実入りが減って困ります。
FXでポンドショートして元本部分のヘッジだけはしておこう。

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posted by CFD at 23:46 | Comment(0) | ランケンのCFD予備校

2010年02月26日

ギリシャ危機で喜びそうなのは?【ランケン】

ランケンのブログの方で書きましたが、ユーロが1ユーロ1ドルまで落ちると言う話も出ています。
ギリシャ危機でいい思いが出来そうなのは誰でしょうか?(ランケンとか言わないでくださいね。。。)

まず、ユーロ圏の国民は嫌な顔してるでしょうね。
自分の税金をよその国の救済にあてられるかもしれないってんだから、冗談じゃないって話。
もちろん、政治家もハラハラでしょう。
フランスやドイツの政治家なんて、ギリシャ人見たらゲンコツの1つもお見舞いしたいのではないかと(笑)。

今回のギリシャ危機はユーロ安を引き起こしています。
1ユーロ=1ドルとかって話すらあります。
ユーロ安で喜ぶのは誰でしょう。

通貨安で競争力が付くユーロ圏の輸出企業の可能性があると思っています。
特にドイツの自動車会社。
世界的な景気回復はまだ始まったばかりで安定していないものの、長期的に見てそんなに悪くない気がします。

CMC Marketsを見てみるとドイツの自動車セクター株価指数がありました。
正直、今は買い時ではまったくないと思いますが、ダウが上がる時は結構狙い目かもしれません。

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さて、CMC MarketsとCFDステーションのタイアップが始まりました!
ここでも話題にしているヨーロッパの株価指数やコモディティ、国内外の個別株、VIX指数や債券なども含めてほぼオールマイティに取引可能なCFD会社です。

CFDステーションの特製レポートがもらえます。
これタダかよぐらいなレポートだと思いますよ。
マジメに結構手間がかかった。。。

レポートプレゼントは3月一杯です。
2月一杯だとなんか他にもプレゼントがあるようです。



ちなみにこちらも後2日で販売終了。

【NEW】CFDステーション初心者セミナーDVDです!



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posted by CFD at 20:38 | Comment(3) | ランケンのCFD予備校

2010年02月22日

STUPID!!!【ランケン】

今、市場ではやりつつある言葉にSTUPIDってのがあるそうです。
なんだか分かりますか?
以下のヨーロッパです。

S:スペイン
T:トルコ
U:UK(イギリス)
P:ポルトガル
I:イタリア
D:ドバイ

だそうです。
なんだか察しがつきますよね。
そうです、PIGSの次に危険な国だそうです。
と言っても、スペイン、ポルトガル、イタリアはPIGSに入ってる国もあるので、必ずしも次とばかりは言えないんですが。

PIGSに入ってなかった国としては、トルコ、イギリス、ドバイですね。
ドバイは国か?(ま、一応)って話もあるので、トルコとイギリスが新しいでしょうか。

イギリスは対外債務が多いのが特に嫌われているんでしょう。
イギリス、どうなんでしょうね。
財政の悪さはアイルランド並とのウワサもある一方で、格付けとしては最上位です。

たしかにGDP比とかで財政状況など比較するとアイルランド並ってのも分かるのですが、だからと言ってイギリスが破綻間際と言うのもちょっと順番として違う気はします。
一応は原油も取れる国ですから、そう簡単に沈みはしないでしょうが、北海原油が取れなくなる日も遠くないとされ、残る産業は金融のみと言う話もジムロジャーズかなんかがしていました。
ただ、一方で南アフリカやインドの資源系の会社なんかもイギリス資本が入っていたりしてますので、お金を稼ぐ力が無いわけではないでしょう。
その点は破綻したアイスランドなんかとは明らかに違うと思います。

ドバイもアラブ首長国連邦の一部でお金は隣の国から出てきそうです。
ここが破綻しても、ギリシャが破綻するほどの影響はないでしょう。
中東の域内の問題ですみそうです。
ユーロも域内ですが、やっぱりユーロと中東じゃ世界への影響が違い過ぎです。

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最後にトルコ。
FXでトルコリラやってる方もいらっしゃると思います。
どっかでも書いた記憶がありますが、これでトルコのユーロ入りの可能性はかなり低くなってるでしょうね。

トルコがユーロ入りするためには、トルコ自体の財政問題を改善する事と共に、ユーロにおける構造問題である財政と金融の分離及びそのガバナンス(あぁ、小難しい事言った。。。)をしなくてはいけません。
後者のユーロのガバナンスは、ギリシャなどのような財政規律を出来ない国が出てきた時に、どう対応するか(ユーロから追い出すか、他の国で当該国の債券を買い支えるかなど)と言った意味合いになります。
ま、他の国で当該国の債券買い支えるなんて事を明文化出来る訳がないのですが。。。

ある意味、財政問題の改善よりもこちらの方が難しいと思われます。
このガバナンスの方法を見つけられないからこそ、ここまでユーロはずるずると来てしまったので、税金引き上げすればいいとかそういう分かっちゃいるけど出来ない類ではなく、そもそもやり方が検討つかないみたいな話です。
各国に主権があって、思惑が違いますし調整も大変でしょう。

しかし、ブタだのバカだのって金融関係者ってのはまたひどい事を言いますよね。。。
まぁ、結構うまく捉えてる所がランケンは好きではあるんですが。。。
皮肉好きなもので(笑)。

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2010年02月20日

IMFのバブル懸念とギリシャへのEUの見方【ランケン】

アメリカが金融引き締めに動き出していますね。
FRBの公定歩合引き上げが意外に早く市場を驚かせています。
金融政策の正常化に向けて動き出していますね。

さて、IMFは新興国の資産バブルが気になるようで、税制改革や規制を通して資本流入を抑えるべきとの提案を出しました。
特に中国、韓国、台湾、シンガポールなどにおける不動産価格の上昇がきがかりなようで、今年はなんと7220億ドル(約65兆円)もの民間資本が発展途上国に流れると見られています。
資本流入は基本的には悪い話ではないのですが、あまりにも流れすぎているのが資産バブルを生んでいるとIMFではしており、先進国における行き場を失ったお金が新興国に流れている事を示唆しています。

南アフリカのランドなんかもかなり底堅い動きしていますので、この辺りは実感としてもなんとなく感じますよね。

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さて、気になるギリシャ情勢ですがギリシャは4月までに200億ユーロ(約2兆4000億円)の国債発行をする必要があります。
そのうち、一部は今週、来週ぐらいの期間での発行になり、これがうまく消化されるかどうかが市場の注目を浴びているそうです。

うまくいかないと結構コワイ事になります。
ギリシャは国債の発行が多すぎるとの声はやはり強く、買っても値下がりが分かっているようでは買い手も引いてしまいます。
相変わらずギリシャの破綻確率は通常時に比べると相当高い状況で、市場からの信認はまったく得られていないといってよいでしょう。

ギリシャは財政健全化をする必要があるのですが、既にデモが国内で起こっているような状況で健全化の道のりは前途多難です。
こういう状況ってユーロ発足時から指摘されていましたが、現実にそういった危機が訪れると、今まで見たくなかったものがかなり具体的に見えてきちゃってコワイものですね。

ちなみに、EUの人から見るとギリシャが破綻するのは、やむなしかもしれないと言う意見はあるようです。
コワイのはギリシャが破綻するよりも、イタリアあたりに飛び火するのが怖いんだそうで、ユーロ圏の力関係みたいなのが分かるような話です。

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2010年02月15日

危ない国ランキング【ランケン】

CFDステーションのメルマガで鷹鳩さんがバレンタインのチョコレートもらったっていばってます。
キャバ嬢からもらった!に1000ペリカ(笑)。
ツイッターの暴露しちゃったぁ。
これでCFDココア売りですね(ごめんねぇ、鷹さん)

ココア売り

さて、ソブリン系の信用問題がヨーロッパで火を噴いていますが、今度はドバイです。
もっとも、こっちは今に始まった訳ではありませんが、CDSが2ヵ月半ぶりの上昇となっています。

アイスランドの破綻は比較的記憶に新しいところです。
また、ラトビアも既にIMFが入っていますね。
ドミニカ共和国もインフレ率が30%だとかで結構シャレにならない状況のようです。

それとほぼ同じ状況がギリシャ。
一番右のCPD(Cummulative Probability of Default:累積破綻確率)は今後5年間で破綻する可能性を示しているんだそうです。
まぁ、マーケットが付けた確率なので必ずしもそうはならないとは思いますが、ギリシャ25%。
今後、5年間で債券が償還されない確率25%です。

ホントか〜とか思わなくもないですがね。。。
表には出てませんが、ドイツも4%弱。(こういうの見るとマーケットってデタラメだなーって思う)
こんなもんですかね、CDSなんて。。。

CDS売り側の利益が一杯のっかってるんじゃないでしょうか。
まぁ、それでも買い手が付くんだから買う側はそれぐらい心配しているとも言えますね。
人間、必要以上に怖がる傾向があるって事かな。

この確率を真に受ける気はサラサラありませんが、市場はこれで動くのも事実なので、そういう風に使う事にしましょう。
要するにギリシャは破綻したアイスランドの8割ぐらいコワイみたいな解釈でいきます。

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今、もっとも危ない国ランキング。
出展:CMA DataVision

国名 5年債券CDSスプレッド CPD:今後5年で破綻する確率
アルゼンチン 1082.05 51.05
ベネズエラ 1030.28 50.82
ウクライナ 974.43 45.68
パキスタン 870.60 45.06
ドバイ 631.07 35.37
イラク 490.20 35.22
アイスランド 586.93 32.25
ラトビア 521.79 29.7
ドミニカ共和国 372.30 28.56
ギリシャ 355.15 25.7
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2010年02月12日

成長率はドイツゼロ、イタリアはマイナス【ランケン】

  ギリシャはEUが救済する事で決着を付けたいみたいですね(まだぜんぜん決着付いてませんけど)。
  タイミングの悪い事にドイツの成長率ゼロでイタリアに至ってはマイナスのようです。
  当然、株価下げています。
  
  ドイツですらこの状態では厳しいですね。
  フランスだけがプラスみたいな状況です。
  
  ユーロの大変さを物語るのが次です。
  ユーロ圏の大国上位で、うち2つがPIGSです。
  
  GDP(2009年、単位10億ドル)
  1位:ドイツ  3235
  2位:フランス 2635
  3位:イタリア 2089
  4位:スペイン 1438
  
  一応、PIGSのギリシャとポルトガルとアイルランドも。
  ギリシャ  343
  アイルランド 227
  ポルトガル 220
  
  イタリアとかスペインは救済する余裕はあまりないのは間違いないでしょう。
  さすがに、ドイツとフランスの2国で、イタリア、スペイン、ギリシャ、ポルトガルを支えろってのは気の毒です。
  
  ギリシャ問題はEUの問題として責任を持つって言っても、じゃぁイタリアとかスペインも持つかって言われたらドイツは黙ってしまいそうです。
  EUで責任持つというより、ドイツとフランスで責任を持たされる訳です。
  
  アジアだったら日本と韓国でタイとベトナムとインドネシアとマレーシアあたりを救済しろってな感じでしょうか。
  普通にイヤですね(笑)。
  
  ドイツ、フランス及びその他の国はギリシャの失敗の後片付けをしなくてはなりそうです。
  今後、EUはギリシャの財政状況を毎月モニターするんだそうで、相当なお目付け役です。
  ただ、ギリシャの財政赤字の数字自体が疑われている訳で。。。
  かえってうそ臭い数字が問題にならないといいのですが。。。(こういうとき、株売ってると人の不幸は蜜の味に見えてよろしくないですね)
  
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  本質的にイギリスすら入れなかったユーロ圏にギリシャが入っていたのが間違いと言うものかも知れません。
  他にもイギリスが入れなかったのに、PIGSの1つとして名前があがるアイルランドが入ってる訳で、直感的にも矛盾してますよね。
  
  イギリスがいてくれればって思ってるかなぁ(笑)。
  もっともイギリスも火の車って噂がありますが、少なくとも金融政策の自由度もあるし、為替もペッグしていないので、ギリシャには陥らないでしょう。
  
  現実的にはイギリスもEUのメンバーな訳ですが、ユーロじゃないためギリシャの救済には反対な感じなようです。
  この辺も面白いですよね(ランケンだけ?)
  
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2010年02月09日

ユーロ圏の経済政策と投資戦略Part3【ランケン】

前回の続きです
国債の発行についてですね。
ご存知のように、これの信用不安が今ヨーロッパで起きている事です。

信用がなくなると、市場では国債が値下がりします(単純に買いたい人が減るから)。
国債の価格は市場が決めますが、返済額は同じですから、価格が下がれば下がるほど利回りはよくなり、利回りの意味では魅力的になってきます。
破綻しないと信用できるのであれば悪い投資じゃない訳で、買い手がつきます。

でも、だからと言って国債を発行しまくって財政悪化に歯止めがかからないと行き着くところは市場の信用喪失です。
従って、債券価格が下がればいいというものではなく、本質的には該当国の財政再建しか道はありません。
ここにおいて財政赤字比率(対GDP比)が非常に重要になってきます。

現在、ギリシャがヨーロッパにおける破綻懸念No.1ですが、ポルトガルも十分コワイ状況ですね。
実際、相当下がっています。
この辺の国々は破綻するかしないかに関わらず、財政規律に動かざるを得ない(つまり増税、失業率の増加)国々で、景気も更に悪くなる事が予想されます。

破綻の可能性が叫ばれていますが、本当に破綻させる訳には恐らくいかないとは思います。
破綻の場合、IMFが融資したりする事になる訳ですが、IMFって怖いんです。
融資先の国に、財政健全化のために税率を引き上げる事をまずは要求するでしょう。
じゃないと、お金貸してもまた返ってこない可能性があるので融資しないって話です。

従って、融資先の国の企業が破綻するかどうかなんて二の次になります(心配しないわけではない、あくまで優先度の話)。
まずはデフォルト起こさせないように、当該国の法律を変えてでも一国を丸ごとリストラです。
トラブル会社に融資する銀行が社員をクビにしてリストラしないと融資しないって言うのと同じで、IMFの融資を受ける国は飲まざるを得ません。
韓国もアジア危機の際にえらい苦労をした事がありますね。

アイスランドが破綻した時の様に、通常は金利引き上げも求めるんだと思いますが、ギリシャなんかの場合ユーロに属しているのでそれもできません。
どうなるかってな話ですが、ユーロ脱退みたいな話になりかねませんので、これが懸念の元です。

現在、有力な救済候補として挙げられているのがEUです。
公式にはEUは救済しないって言っていました。
と言うのは、ギリシャの救済はEUの他国による救済ですから、他の国の税金を投入する事になる訳で、筋が通らないし、これを認めると甘えが出てきてモラルハザードになるという理由です。

救済されようがされるまいが、財政再建がギリシャには欠かせません。
違いは、よその国の助けを得て(救済してもらって)再建するか、自分で再建するか。
JALみたいなもんです。自分で出来なければ、破綻させて強制的に再建って話です。

いずれにしても景気後退は避けられず、失業率も増加し政権も揺さぶられるでしょう。
GDPは10%以上下落するとの試算もあるようで、厳しい状況である事は間違いありません。
ギリシャのGDP1860億ユーロの10%は186億ユーロ(約2兆円強)。ギリシャの5年前のGDPに戻ります。
試算の1つに過ぎないとは言え、結構、衝撃的な数字です。

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ギリシャとしては、なんとかソフトランディングさせたいと思っていて、救済などの形も取らず、じっと世界経済の回復を待って耐える路線で来ていました。
一方で、市場は待てるかどうかが怪しくなっていて債券価格が下落している訳です。
格付け会社も世界経済の回復がそう簡単には見込めないとなると再度の格下げに踏み切らざるを得ないでしょう。
時間との戦いですが、まずはギリシャの財政再建を実行に移せるかどうかが非常に重要です。(それが市場に疑われてるんで更に困る)

どっちにしても、株価は上昇しにくくなる事が予想されます。
市場もそれを気にしており、下落幅が大きくなっているようです。
ヘッジするならば、景気上昇できちんと上昇できそうなドイツあたりでしょう。

と言う訳で、ランケンのグローバルマクロ戦略でした。(今のところワークしてますが、今後もワークするかどうかは知らない。。。)
個人でこんなん出来ちゃうのがCFDスゴイですよねぇ。
気分はジョージ・ソロス!(おかしいな、昔はバフェットを目指してた気もするんですが、やってる事はソロスっぽくなってきてないかな。。。イメージ悪いなぁ。。。)

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2010年02月05日

ユーロ圏の経済政策と投資戦略Part2【ランケン】

ギリシャのトラブルが深まっていますね。
昨日もギリシャやポルトガルの株価指数が大幅に下落しています。
株価指数でこの下落ってなんだって思うぐらい。
金融危機並。二番底来たかなぁなんて思っています。

ランケンがショートしているイタリアも大きく下落。
ポルトガルももっと落ちてますかね。
戦略上はこっちのショートが良かったかなァと思いつつも、すっごい下げ方にびびったりして。。。
コモディティのような値動きです。

日本株も含めて、世界のどこの株でも構いませんが、株は当面は買いは見送りましょう。
ヨーロッパの一部の国は完全に下向いています。
比較的大国のスペインですら大変な下げ方してますので、かなり危険な兆候が見えます。
ポルトガル1年.JPG
ポルトガル1年チャート(右端が今で、値が飛んでます)


ユーロで弱いとされている国は多くあるのですが、懸念の強い4カ国についてロイターに財政赤字、債務比率が載っていました。
(後、ラトビアも危ない)
まぁ、この数字自体良すぎるって疑われてるぐらいなので、悪いと思っていただければ結構です。


*財政赤字比率(2009年見通し、対国内総生産=GDP比%)

ギリシャ :12.7
イタリア :5.3
ポルトガル:8
スペイン :9.5

*公的債務残高比率(09年見通し、対GDP比%)

ギリシャ :113.4
イタリア :115
ポルトガル:77.4
スペイン :53.4

*公的債務残高(09年見通し、単位:ユーロ)

ギリシャ :2970億
イタリア :1兆8000億
ポルトガル:1302億
スペイン :4789億

*外国人保有債務の割合

ギリシャ :77%
イタリア :42%
ポルトガル:80%以上
スペイン :44%


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さすがにECBのトリシェ総裁も焦ってるみたいですね。
何かあったらEUが助けるみたいな話も出たり出なかったりしてるにも関わらず、暴落してますから危機的な状況です。
EU崩壊の危機とまでウォールストリートジャーナルには書かれています。

まぁ、そらーそーでしょう。
事はギリシャ一国の問題ではなく、ポルトガル、スペイン、イタリア、などまで含めたユーロ全般の問題です。
国は違うのに、通貨が1つで金利も一緒、強い国も弱い国もあるのに、金融政策は1つのみで成り立つかというユーロ最大の矛盾にぶち当たっている訳ですから。

前回の続きを書いてあるのですが、ちょっと長くなるので月曜日に回します。
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2010年02月01日

ユーロ圏の経済政策と投資戦略Part1【ランケン】

前回の記事で、ギリシャ株価指数もFXオンラインで取引できるよってコメントを頂きました。
どうもありがとうございます!
ランケンが見落としていました。

さて、ギリシャ問題はユーロ圏の構造的問題でギリシャだけの問題でもないので、ちょっとここでまとめてみましょうか。
ランケンは今年の世界経済での最も大きなシナリオの1つがヨーロッパの弱小国の行く末だと考えます。
この問題、恐らくなかなか理解しにくいと思いますが、ちょっとお勉強です。

多くの国において、マクロ経済政策の柱は金融政策と財政政策の2つです。
簡単に言うと金融政策は金利を引き上げるか引き下げるか、財政政策は国債を発行して政府支出を増やすかどうか、ぐらいに考えてもいいんじゃないでしょうか。

金融政策って言うのは、金利を上げたり下げたりする事やお金をどれだけ流通させるかなどを通じて景気調整や物価の調整を行う事が最も重要な仕事です。
これは政府ではなく各国の中央銀行が建前上は政治と切り離して行います。
アメリカではバーナンキ中央銀行総裁、日本では白川日銀総裁の役割です。
政治はどうしても選挙を意識し短期的な経済政策をするため、長期的な観点から中央銀行が政府とは別に決定します。そのため、中央銀行総裁の任期は長く取られています。

一方で、財政政策は政府が決めます。
国債の発行をどれだけするか、何にお金を使って景気を浮揚するかなどが主な仕事です。
政府の役割ですから、担当するのは財務省です。
アメリカではガイトナー財務長官、日本では管直人財務大臣が担当しています。

ユーロ圏の諸国は上記2つの内、金融政策を放棄して、通貨はユーロを使っています
自国の独自通貨を持っていない訳で、通貨の切り下げは自国だけではできません。
従って、本当に困ったときに通貨切り下げなどが出来なくなります。(破綻したアイスランドは通貨暴落に悩まされましたが、これすらままならない)

金利の決定も欧州中央銀行(ECB)が行っています。
これにより、ギリシャは自国単独での金利引き下げができない状況です。
金利引き下げなどの金融政策も通貨切り下げも出来ない訳ですから、国の経済政策は財政政策に頼るしかありません。


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昨年のバブル崩壊で景気刺激策としてギリシャも他の国と同様に財政政策により財政の緩和をしてやる必要がありました。
そのため、国債乱発、財政赤字拡大な状況に陥ります。
他に打てる手がないから。
(日本も赤字国債乱発ですし、金利引き下げもこれ以上出来ませんが、まぁ通貨下落が出来るし(困った事に下がらないけど。。。)、国内にそれなりにお金もあるのが救いです。)

国債は借金ですから将来的には返済しなくてはいけません。
ユーロに属しているため、通貨に対する不安は少なく、国債の発行は市場に受け入れられやすい状況ではあり、ファイナンスはしやすい。
ところが、借金がしやすいためにしすぎているのではないかと、市場がこれに対して大きな懸念を示しているのが現在の状況です。
つまり、お金を返してもらえないのではないかとの懸念です。

お金を返すにはどうするかというと、金融政策を持たない以上、財政規律のみですから公共投資はできなくなってきますし、借金を返すために税金は引き上げないといけない状況に陥ります。
これは、更なる景気後退を引き起こし、税収の悪化、またしてもデフォルト懸念と言うぐあいに完全に悪循環です。

では、どこまでの借金なら許されるかと言うと、市場が信用できる所までです。
国債を発行しても市場が買ってくれるのであれば、問題はありません。
ただし、市場が買ってくれなくなるとお金が回らなくなりますので借金返せませんってな事になります。デフォルトです。

ここら辺で今日の部分は終わり。
また、次回〜。

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2010年01月29日

ヨーロッパ株価指数スプレッド【ランケン】

昨日の鷹鳩さんの記事良かったですね。
スティーブジョブスのスピーチ確かに感動的です(しかも自分でコメント入れてるし。。。誰かいれてあげてください。。。)。
スティーブが言うように点と点がどこで繋がるかなんて分からんですよね。
大事なのは点を作っていく事かな。

そう言えばCFDステーションも点が3つだ(笑)。
まさかこのメンバーでサイトやるとは(爆)。
それこそ普通なら繋がらない点です。
何かをするってのはいい事なんでしょう。

さて、ギリシャ情勢結構やばい事になっているようです。
ドイツの経済技術相がユーロの一部の国が危険的な弱さであるとの認識を示していたりしますが、確実にギリシャが入っています。
市場では既にデフォルト懸念まで出てきており、ドイツの債券の利率に比べてギリシャの債券利率は歴史的に高いレベルになっているとウォールストリートジャーナルでは報じています。

そのため、ギリシャ救済をEUかIMFでせざるを得ない可能性が高く、ユーロ圏の危機が叫ばれています。
ユーロなんかはかなり売られていますが、通貨なんてわけの分からんものをやるよりはヨーロッパ圏で簡単にスプレッド組んじゃいましょう。

当然、弱い所を売って強い所を買うんですが、残念ながらギリシャ株はCFDでも見当たりません。
でも、イタリア株価指数があったりします(笑)。
更にスペインも株価指数が取引できるじゃないですか。
スペインも経済的にやばそうですよ。
これも売っておきましょうか。

となると、次は買うのはどこかって言ったらドイツです。
もうちょい言うと、フランスもユーロで2番目に強いです。
ドイツ株価指数を買いスペインかイタリアを売る。
これ、全部ユーロを採用しているので、為替リスクゼロです。


下はドイツの株価指数(DAX)とイタリアの株価指数です。
ItalyAndGermanyStock.jpg
上:ドイツ株価指数、下:イタリア株価指数

もう1つ、フランスの株価指数とスペインの株価指数です。
SpanishAndFrench.jpg
上:フランス株価指数、下:スペイン株価指数

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一目瞭然ですね。
強い国の株価指数は弱い国より下落が遅い。
これ、株価指数なのでそう簡単には方向性変わりません。
ここを狙ってスプレッド組んでもいいですね。

イタリアなんてギリシャが万が一破綻しようものなら確実に大きく下落しますよね。
とりあえず、片張りでイタリアかスペイン売っておいて、上昇しそうになったらドイツかフランスでヘッジなんてのでもいいでしょう。
当面はスプレッドの必要ない気がします。
今の状況で上がる事はまぁないんじゃないでしょうか。

あぁ、ソロスに弟子入りして、ギリシャ潰したくなってきた。。。(ソロスはイギリスを破綻の瀬戸際にに追いやった事があります)
どなたかがCFDやって性格悪くなりそうだなんてコメント頂きましたが、ホントに。。。
この記事、最初の方はキレイだったのになぁ。。。

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2010年01月25日

今週の市場はどうなるか?【ランケン】

ランケンでも書きましたが先週はオバマ大統領の金融規制発言で市場はかなり下落しています。
ダウは2日連続で下落しており、チャート的には結構危ういところまで落ちています。
今週のダウは下落して始まる事が予想されますがどうなるでしょうか。ヨーロッパ市場はさほど落ちていないので結構上がっちゃうかもですね。

まずは恐怖指数のVIX指数から見ていきましょう。
最近のVIX指数は20ポイントを下回っていましたが、10月30日以来の28ポイントまで急上昇です。
市場の動揺が分かります。

VIX指数

今回のオバマ発言は選挙対策の意味合いもなくはなさそうで、どこまでオバマ大統領が本気かはよく分かりません。
ただ、オバマ大統領が金融機関の高額な報酬のせいで支持率が下がっているのは間違いない所で、大統領が金融機関に厳しいスタンスを持っているのはあるでしょう。
市場も、それが分かっているからこそ、大きく下落している訳です。

ただ、一方で本当にこの規制を本格的にかけるのもどうかと言う話はあります。
金融機関の規模拡大に歯止めをかけてToo Big To Failの状況に陥るのを避け、モラルハザードにならないようにとの考えはよく分かります。
しかし、この話簡単ではありません。

アメリカの銀行が規制をかけてもヨーロッパの銀行に対して規制がかからなかったらおかしな事になりますよね。
従って、やるなら国際協調の元でやる必要が出てくる訳ですが、よっぽど非常時ならともかくとして、各国の利害衝突やら調整やらが出てきてなかなか事は簡単には進まないでしょう。
まず、ヨーロッパ諸国がまとまらないし、ヨーロッパ諸国もオバマ大統領の言う事を

ウォールストリートジャーナルに出てて面白いなと思ったのが、規制アービトラージの可能性。
要するに規制が強くなって影響を受ける銀行を売って、そうでも無いほうを買うって戦略です(もっとも規制がかかるかどうかが疑わしいので、噂で取引ですが)。

先週、大きく売られたのがイギリスのバークレーです。
自己勘定の取引をバークレーは最も多くされているのが、その理由となっていて10%の大幅下落。
イギリスの銀行ですが、ダウ平均やFTSE100が2%下落に対して10%下落は相当大きく、市場でも売られすぎではないかと言われています。
この手の規制に対する懸念が強くなった時には売られやすい銘柄となりそうですので少しマークしておいてもいいかもしれません。

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さて、買われそうな銀行を探しましょう。
ランケンは日本の銀行がいいんじゃないかと思っています。
たしかに、あんまりオバマの規制に影響を受けなさそうですよね。

今週は日本の市場も脆い可能性が高いとは思いますが、中期的にこの規制に関する話が現実味を増すのであれば、欧米の銀行セクターをCFDで売って、日本の銀行買いなんて戦略もワークするんじゃないでしょうか。
日本は株式が全般的に出遅れてますしね。
オバマ金融規制の懸念にかけるグローバル金融アービトラージってな感じですか(笑)。
ま、単純にダウ売りでもいい気もしますが。。。個人的にはどうもゲームチェンジの現実味を感じないんですが。。。


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