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2014年01月22日

異常時のIVとは?【ランケン】

シミュレーションツールが出来たはいいのですが、どういう時にボラって上がるんだろうか?
あるいは、危機的状況とはIVの数字として、いくつぐらいなのだろうか?
ってな疑問がわいてきました。

で、ちょっと調べてみたのが下の図です。
データは日経VIです。
期間は2011年1月から2013年12月までの3年間。

日経VI3年間.png

これを見ると結構特徴的だなぁと思ったりします。
IV(日経VI)が30を超える事って塊で見ると4回しかありません。

2011年3月
2011年8月
2012年6月
2013年5月

しかも、上記の4回の内、2012年6月を除く3回はIV30どころか40まで行っています。
何があったか?

2011年3月 東北大地震
2011年8月 米国債ショック
2012年6月
2013年5月 日銀異次元金融緩和

2012年6月は米国株が結構大きく調整しているのですが、「なんちゃらショック」みたいな感じではありません。
と言う所から見ると、IV(日経VI)の通常時の最大値はだいたい30ぐらいのようです。

IV(じゃないけど。。。)が30%ってのは、日経平均が1年間で40%以上下落する確率が31.6%って話です。
また、5%の確率で50%以上下げます。
1万円の日経平均が6000円になったり5000円になったりします。

なので、30って数字はけっこう大きくて、まして40とかになっちゃうと、50%以上落ちる確率が31.6%で、64%以上下落する確率も5%になってきちゃいます。
そうそう、ある話ではありません。

なので、30以上はかなり異常であり、その場合はどこまでIVが上がるか分からない状況と考えていいように思います。
この場合は「なんちゃらショック」と名前が付いてきてるはずなので、ここでベガショートはVommaとVannaの両方にやられて、退場処分を受けやすい状況になります。

逆に言うと、通常の状況でIVが30行かないのであれば、ベガショートでもいい。
要するに売り戦略が機能します。

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そうなるとショートストラングルかと思いがちですが、この戦略は暴落はいつ起こるか分からないってのが曲者です。
だいたい週末に銀行とかって破たんするものですしね。
はっと気が付くと、手も付けられないぐらいのやられ方をしてるって感じになります。

そこで、先日から書いているプットバック。
これ、基本的にベガショートなんですけど、IVが上がると一気にベガロングになってくると言うありがたい戦略です。
暴落時はVannaとVommaがさく裂して、通常時はベガショートで利益を狙う。

逆に難点は普段のメンテが割といる。
多分、ダイナミックヘッジやっちゃいけないんですよね。
ショート戦略ですので、ダイナミックヘッジすると損失を確定していってしまうんです。

一方で、放っておくとネガティブガンマでデルタが強くなってっちゃうので、ある程度メンテする必要がある。
ここをどうすべきかってのが実はランケンも分かっていないんです。

まぁ、今後の宿題ですね。
とりあえず、なんとか利益は出ています。

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posted by CFD at 00:16 | Comment(0) | 225オプション
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