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2012年07月27日

スペイン株空売も厳しく【鷹鳩】

ずぶずぶと底なし沼のようになってきた欧州情勢。
ここ数日は、ECBドラキ総裁がなんとしてもユーロを守るという宣言で持ち直していますが…。

もうこのような当局からなんとかする宣言とその期待が剥げるを繰り返して数年経ちます。
いつまで続くのか…。

そんななか、IGマーケッツ証券からこんなお知らせが来ました。

スペイン関連株式および株価指数の空売り禁止措置について‏

株式市場が著しく不安定さを増したことにより、スペイン証券取引委員会(以下、CNMV)
は7月23日、株式の空売り(当社のCFD取引においてはショートポジションの新規建て)
を禁止いたしました。この措置は株式および株価指数に関するいかなる取引も含み、
証券市場および店頭デリバティブ市場における現物取引からデリバティブ取引まで
カバーするものです。


この措置が意味するのは?


この禁止措置はお客様が全面的にショートポジションを保有することを禁ずるもので
はなく、スペイン株式および関連株価指数を実質的に空売りすることを禁止すること
を意味します。
ここで言う'ショートポジション’とは、投資家が投機的な経済的リスクを負って保有す
るもので、株価下落に繋がる全てのポジションと定義されます。

ロングポジションを保有している、あるいは現物を保有している投資家は、株価指数
においてショートポジションを持つことにより一般的なリスクヘッジを行うことが認めら
れております。しかし今回、リスクヘッジ目的以外のショートポジションの新規建て又
は追加保有が禁じられました。

この禁止措置はショートポジションの新規建て・追加保有のみを指しており、既存のシ
ョートポジションを継続して保有することは全く問題ありません。


空売り禁止はいつまで続く?


この空売り禁止措置は7月23日(月)に導入され、本年10月23日(火)まで継続する
予定です。CNMVは、必要に応じて禁止期間を延長する可能性があるとコメントしてい
ます。



以前、ギリシャ株式指数がショート禁止になったと書いたことがありますが、それと似たような措置。

既存分は残りますが、新規でショートはできくなるようです。
リーマンショックの後に米株でも同じような措置がありました。
リスクヘッジ目的以外のショートができない、と。

スペイン株もずぶずぶですからね。

ちなみにショートができないからどうする?という状況の時、ベア型(株価が下がると値上がりする)ETFをロングにする、という技がありました。

あの話を聞いた時は「さすが!」と思いましたね。



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posted by CFD at 19:39 | Comment(0) | 鷹鳩の世界の市場から
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