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2012年07月13日

イタリア国債格下げ、EUR下落【鷹鳩】

ECBの利下げ以降、EURの下落が止まりませんね。
その前の欧州首脳会議で決定された銀行への資金の直接注入やスペイン救済からの楽観論はどこに行ってしまったのでしょうか…?

EUR/USD

20120713.png

ついに1.220を粉砕して下落へ。底なし沼の様相です。
1.220にはオプション絡みのバリアがあったとも言われていますが、まぁ関係ないということで。


でもってイタリアの格下げというニュースもあり、態勢は悪いですね。

ムーディーズが伊国債格付けを2段階引き下げ、さらなる格下げも(ブルームバーグ)

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは13日、イタリア国債の格付けを「A3」から「Baa2」に2段階引き下げた。格付けの見通しはネガティブ。

ムーディーズの発表が伝わった日本時間13日朝方の外為市場では、ユーロ/ドルが下落した。

「Baa2」は、スタンダード&プアーズ(S&P)やフィッチ・レーティングスの格付けよりも低い。

ムーディーズは、格下げした理由として、ギリシャのユーロ圏離脱や、スペインの追加支援要請など、政治的イベントリスクに対する脆弱性の強まりを挙げた。

「イタリア経済の見通しが一段と悪化したり、改革の実行が困難になれば、同国債をさらに格下げする可能性がある」と警告し、「債券市場へのアクセスが一段と難しくなり、外部の支援を要請する事態となれば、ソブリン格付けを大幅に下げる可能性がある」と述べた。

13日に国債入札を実施するイタリア政府にとって、このタイミングでの格下げは打撃だ。イタリア政府は13日、3年債などの中・長期債の入札を実施し、最大52億5000万ユーロ(64億ドル)の発行を目指している。スペイン銀行支援をめぐる不透明感がやや後退し、発行利回りは低下するとの観測が出ていたが、ムーディーズのニュースが冷や水を差した。


そう、国債入札もあるのに…。

Baa2ですと、投機的格付け(いわゆるジャンク格付け)まであと2ノッチ…。
今回と同じだけ格下げされたらもうお終いです。

イタリア国債のマーケットはかなり大きくて…。
ギリシャ問題どころではないでしょうね。


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posted by CFD at 15:57 | Comment(0) | 鷹鳩の世界の市場から
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