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2012年03月08日

経常赤字ネタで為替は動くか【鷹鳩】

1月の経常収支が発表されましたが、4373億円の赤字。
経常収支が赤字となるのはリーマン・ショックの影響で輸出が減少した2009年1月以来だそうです。


1月経常赤字は4373億円、赤字額過去最大:識者はこうみる(ロイター)
財務省が8日に発表した国際収支状況速報によると、1月の経常収支は4373億円の赤字となった。経常収支が赤字となるのはリーマン・ショックの影響で輸出が減少した2009年1月以来。

赤字額は09年1月の1327億円を上回り、現行統計で比較可能な85年1月以降で最大となった。



先日も貿易赤字が凄い金額!なんてニュースになってました。
ここんところの円安と結び付けて解説する向きもありますが…私は正直、直接的な結びつきは無いと思います。
というのも収支の赤字、何兆円に比べて、為替市場の規模のほうが圧倒的に大きいからです。
為替市場での取引高は一日約300兆円。
もちろん、売りも買いもあって通貨も様々ですから、細かく分かれていきますが。

それでも1日で300兆円です。1月貿易赤字が月間で1.4兆円…。
はたして、そんなに為替に影響があったのか…。

ただ、投機と違って、実需というのは買い切り売り切りです。
トレードだと買ったら売って利益を確定するので、ある時間幅においてはマーケットにニュートラル。
実需は買ったら貿易などの決済に使うのでワンウェイの取引です。
大規模なM&Aのフローなどは短期的には実際に相場に影響を与えるでしょう。

また、大きいのはこの手の収支赤字がマーケットに与える心理的影響。
赤字そのものが為替を動かさなくても、そのニュースを見た投資家が心理的に動かされるってことはあります。

赤字のニュースはそのように見るべきでしょう。


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posted by CFD at 15:30 | Comment(0) | 鷹鳩の世界の市場から
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