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2011年11月18日

仏格下げあれば…?【鷹鳩】

EUR/USDがまたジリジリと下げてきましたね。
一旦、ユーロ圏で救済案がまとまったとして10月には1.400まで到達していたのに今は1.34台ですからね。

ひとつは問題がイタリアでも深刻化してきたこと。
イタリア国債の金利もかなり上昇しています。(信用力は低下)

1118.png

11月になってから加速…。
7%がひとつの節目といわれていますが、それも超える水準です。

さて、これらの国を支援する側でも問題が山積。

たとえばフランスの格下げがあるかどうか…。
このフランス格下げのうわさでEUR/USDも大きく下げましたね。

フランスの格下げ、市場は既に織り込み始める(ロイター)

フランスのサルコジ大統領は、来年4月の大統領再選を目指し、財政赤字削減やトリプルA格付け維持への取り組みを強調しているが、海外の投資家を中心に市場はフランス国債の格下げを既に織り込みつつあるようだ。

 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズの債券部門代表、ビル・ストリート氏は「フランスは引き続き資金調達が可能だが、非常に弱いAAA格付けというよりはむしろ、AAプラス格付けとして資金を調達するようになるだろう」と述べた。



AA格まで格下げされて…フランス自体が困るというのももちろんそうなのですが。

怖いのは、レスキュー部隊として作ったEFSFが機能しなくなること。

EFSFは債券を発行して資金を調達していますが(日本もいっぱい買ってる)
EFSF債はAAA格を維持できるのは、AAA格の国が出資してこそなんです。

これでフランスがAAAを失えば、当然EFSFが発行できるAAA格の債券も減額になります。

ただでさえ、まだまだ資金が足りないと言っているのに、更に資金が乏しくなってしまう…。

そうして、イタリアも救えず、金融機関の資本不足も問題になり…。

と、考えられるわけです。

フランス格下げは大きなトリガーになる悪寒です。



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posted by CFD at 07:57 | Comment(1) | 鷹鳩の世界の市場から
この記事へのコメント
ユーロと一緒に豪ドルやその他も下げてますが、まだ買っちゃ駄目そうですね。

EFSFとの繋がりが大変勉強になりました。

これからも頑張ってください!
Posted by Y at 2011年11月18日 08:17
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