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2011年10月20日

オリンパス危機、参戦は小額で【鷹鳩】

オリンパスネタが続きます(笑)

まあそれもしょうがないですね。
東証1部の売買高が1兆円いかない中でオリンパスで1000億とかできてますから(笑)
今、一番ホットな銘柄であることは間違いないでしょう。

さて、ランケンさんはオリンパスのリバウンドを狙ってみたようですが…。

面白いとは思いますが、読者のみなさんは、これはギャンブルと割り切って
続いて参戦するなら小額でやることをお勧めします。

以下、完全に私の個人的意見でして、なーんにも責任負えません(笑)




ランケンさんの言うとおり本業は堅調で高い利益を誇っています。
内視鏡の品質が高く世界シェア7割ですから、値下げ競争にも巻き込まれず、大きな収益を上げることができるのです。
この構造はしばらくは続いています。


さて、ここで疑問がでてきます。

これだけ利益を出しているのに、なぜ借金まみれで非常に低い自己資本比率なのか…?

これだけ利益を挙げてきたら、当然、その分の資本が積みあがっているはずです。
この手の超優良製造業会社には無借金経営しているところも少なくありません。
そこまでいかなくとも、メーカーですから高い自己資本比率を維持しているはず…。

で、オリンパスはというと…。

最新のデータはこちらですが。

自己資本比率:13.5% であります。
これは同業他社と比べてもかなり低い。ニコンは50%程度、HOYAは65%です。
つまり本業で儲かっていても、本業以外で大損をしている、ということ。
それが今回のスキャンダル絡みの損失です。
低い自己資本、実際、オリンパスの純資産は1500億円程度しかありません。


さて、今回のスキャンダルでオリンパスは大きな爆弾を抱えています。
過去のM&A絡みでいわゆる『のれん代』に焦点があたっていることです。
のれん代とは、いわゆるM&Aを行った際の買収される側の会社のブランドや営業権のようなもので、実際に形はないのですが、資産として計上しています。

先ほどのオリンパスのデータを見てもB/Sの無形固定資産のところに「のれん」とあって、1680億円計上しています。

この『のれん』の大半は、スキャンダルの火種となっている、英ジャイラス社買収の際のものです。
一部報道では、こののれんを一括償却せよ、つまり全額損として出せ、と監査法人が目を付けているとか。

わかります? 純資産1500億の会社が1600億の特損を計上すると言うこと…。
本業でいくら儲かっていても、下手すりゃ債務超過です。最悪は破綻です。

結論から言うと、この問題が解決しない限り、株価は下がり続けると思います。
3桁株価になっても何も驚きません。

まだショート禁止にはなっていないようですね。
CFDで狙うのもまたあり。くどいですが、ギャンブルです(笑) 小額で。自己責任で。
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posted by CFD at 16:31 | Comment(0) | 日本株
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