
あくまで、むかーしの先物会社のイメージですけど。
いきなり電話が架かってきて『大変です!! トウモロコシが暴騰しています! 今すぐ買わないと利益を逃しちゃいますよ!』って煽っておいて、委託証拠金を預かって買い付ける、と見せかけて向かい玉を建てて客の損は俺の益、みたいな。
いやぁ、怖いですねぇ(笑)
でも、こういう先物の例でトウモロコシやら綿花やらが出てくるのもなんだか分かる気がします。
そのボラティリティが半端ないのです。
米国天候不順で穀物先物相場上昇 トウモロコシ、最高値更新も(SankeiBiz)
トウモロコシや小麦、大豆など穀物の先物価格が上昇している。米国の金融緩和策で投機マネーが流入していたところに、米中西部の天候不順が加わった。特にトウモロコシは在庫減が明らかになり、最高値に迫る水準だ。
6月末に発表予定の米農務省の2012年度(9月〜来年8月)のトウモロコシ作付け状況が悪化すれば、4月の最高値を更新するとの警戒感が広がっている。高値水準が続くとみて、日本の大手商社は先物価格に左右されにくい独自の調達ルート確保を急いでいる。
さらに、中国の旺盛な需要拡大が需給逼迫(ひっぱく)に追い打ちをかける。昨年には初めて輸入に踏み切り、157万トンを調達したが、今年は3月に125万トンを買い付け、今年は「最大600万トンにまで膨らむ」(大手商社)との予想もある。
トウモロコシだけではない。世界的な余剰資金が大豆や小麦など穀物相場全体を下支えしているほか、小麦は世界的な天候不順が価格を押し上げている。加えて、欧州の干魃(かんばつ)、カナダや米国北部の洪水で高品質の小麦が不足し、高品質小麦のミネアポリス先物市場では26日、シカゴを上回る10.45ドルをつけ「今後も上昇局面が続く」(住友商事総合研究所の翁田紘希シニアエコノミスト)見通しだ。
と、このニュースが5月28日。
で、今日はこちら。
シカゴ穀物急落:トウモロコシ値幅制限いっぱいの下落−作況改善予想(ブルームバーグ)
シカゴ商品取引所(CBOT)ではトウモロコシ相場が値幅制限いっぱいの下落となり、小麦は8カ月ぶり安値に急落、大豆も下げた。
天候の変化で欧米諸国の穀物の作況が改善する兆しが示されたことが要因。
ワールド・ウェザーによると、これら3種の穀物の最大の輸出国である米国では来週、高温の期間が予報より短くなり、作付け後のトウモロコシと大豆農地の土壌の状況が回復する可能性がある。穀物取引会社アルフレッド・C・テプファー・インターナショナルのリポートによれば、ウクライナとロシアでも降雨が予想され、欧州でも今月雨が降るとみられているため、フランスとドイツでの干ばつの影響による小麦の作況への被害が緩和されそうだ。
シカゴ市場の期近限月であるトウモロコシ先物7月限は過去最高値を付けた10日以降、最大15%下落。小麦相場は今月に入って14%下げ、大豆は5週間ぶりの安値を付けた。
CBOTのトウモロコシ先物12月限は値幅制限いっぱいの30セント(4.4%)下げ、1ブッシェル当たり6.5025ドル。7月限、9月限、2012年3月限、同年7月限も値幅制限いっぱいの下落となった。
大豆先物11月限は17.25セント(1.3%)安の同13.325ドル。一時は13.2375ドルと、中心限月としては5月17日以来の安値を付けた。小麦先物9月限は32.25セント(4.6%)安の同6.7325ドル。一時は7.8%安の6.5025ドルと、昨年10月5日以来の安値まで下げた。
トウモロコシのチャートがこちら。

チャートだけ見ると『ふーん、まぁ下げてるね』って感じですが、その値動き%を見るとやはり驚きます。
値幅制限いっぱい(要はストップ安ですな)で一日で4.4%も下げてるんですよ。ドル円が80円として3円20銭以上も下落ということになります。今月の高値から15%下落ですから、ドル円で言えば12円も下落…。凄まじいですね。
もちろん金融商品も市場も規模も違うので単純に比べれませんが。でもCFDを使えば、FXもトウモロコシCFDもまったく同じ感覚で取引できますからね。
穀物CFDに興味を持った方は、もしIGマーケッツ証券
穀物などは市場の需給や天候など、為替とはまた違った独特の要因で相場が動くことが多いので、ノウハウを積み上げてきた商品専業会社の情報が貴重になるのです。
特に岡藤商事はウィークリーレポートやCFDセミナーも定期的に開催しているので、これから始める人にはメリットありです。
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