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2011年03月26日

ポルトガル破綻と国民の教育【ランケン】

ポルトガルがいよいよ崩壊の危機に立たされています。
ポルトガルってかつては宗主国と言うイメージで植民地を世界に持つなど、どちらかと言うと強いイメージなんですが、かなり凋落しちゃってますね。
今日、ウォールストリートジャーナル読んでて、結構衝撃的でした。

ポルトガルって、64歳以下で高校を卒業する割合がわずか28%なんだそうです。
日本はほぼ100%。
アメリカが89%などとなっています。

ポルトガルでは高校入っても3人に1人ぐらいは退学しちゃったりするそうです。
トルコは73%退学しちゃうらしいですが。。。(なんかよく分からん数字だ。。。ほとんど卒業しないじゃん。。。入る意味あるんだろうか?)

ポルトガルは欧州でも最低レベルのようで、ギリシャも下から6番目ぐらいですが、それでも60%は高校を卒業しています。
その半分以下で、西欧の中ではもっとも教育が行われていない国とされています。
高校卒業してない人が7割以上ってスゴイ数字に見えます。

これがポルトガル経済の再興の妨げとなるとしており、どんな産業がこの後考えられるんだろうって話がされています。
南アフリカも教育問題を抱えていますが、南アフリカは教育をしろってデモが起きていまして、ポルトガルは生徒が勝手にドロップアウトしちゃうみたいです。
そもそも、あんまりやる気がなさそうです。。。

ポルトガルは公的債務はGDP比90%となっており、絶対的にどうしようもないほど悪かった訳ではありません。
にもかかわらず、崩壊の危機にさらされている理由は経済の成長率が低く、今後も高くなる可能性がないと見込まれているためです。
高くなりにくい理由は産業が弱いのと、労働者があまり教育を受けていない事によります。

もちろん、通貨はユーロですので、ドイツと同じ強さを持つ通貨です。
当然、元々あった織物産業などはアジアに価格競争で負けてしまい壊滅的な状況です。

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なんで、この国ユーロに入ったんでしょうね。。。
まぁ、強い通貨を持つことで低い金利で資金調達も容易にできると言うことで、それを利用すれば産業活性化が図れるかもしれないと言う事で入ったんでしょうか。(ランケンもよく知りませんけど)
その結果が、膨大な借金なんでしょう。
これもモラルハザードなんでしょうね。

せめてユーロじゃなければ、競争力を維持できた可能性はあったんでしょうが、教育を受けていない労働者と高い通貨では回復の見通しはなかなか見えなさそうです。

うーん、中学卒業レベルの労働者がほとんどの国でドイツと同じ通貨を持つのはちょっとムリなんじゃないかと思います。
ポルトガル政府も教育に力を入れるとは言っているようですが、国家破たんしかけてるわけでそもそもお金がなく、教育に力を入れると言っても限界がありそうです。
まして、多くの国民が大学を卒業させるには、まず高校卒業させないといけない訳で。。。

もう、さっさとデフォルトしてユーロ脱退しちゃえって思わなくはないですね、正直。
ポルトガルの債券持ってるドイツが困るでしょうが、あきらめてもらいなさいって感じです。
ランケン、もうCFDでポルトガル株価指数売ってないんで構わないですよ、なーんて。

教育って大事なんですねぇ。

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posted by CFD at 00:06 | Comment(0) | ランケンのCFD予備校
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