ランケンも初心者の頃はいやらしいなと思ったこともあります。
今はそう思わなくもないですが、ダイブ小さくなったのと、遠慮はしなくなった(笑)。
理由はそういうもんだと分かった事と、そもそもが市場で儲けようって言う考え方自体がいやらしい事だと思ったりもするからです(笑)。
Sarahさんが言うように投資っていやらしいはある程度アリ。(でもニュアンスはちょっと違う気がする)
なので、どっちもどっちかな。
市場の価格って、ファンダメンタルとかなんとか言ってますが、結局は期待と事実による修正なんだと思うんです。
ファンダメンタルは期待がどの程度出来るかを予想するものです。
PERなんて、まさにそのもの。
あり得ない期待値が付いてる時がある。(ランケン、PERがどうも考え方としてしっくりこないんですよねぇ。。。見ますけど。。。)
理論的に厳密な価格なんてある訳がなくて、期待どおりに当該企業(東京ドームとか)が企業活動を行っていけるかどうかだと思うんです。
それが、トラブルが起きると失望売りにつながります。
それは事実を見て期待どおりに行かないって、その時点で気が付くから。
人間の期待だからこそ、市場は事実を見て不幸を知って最もガッガリするんですよね。
基本的には、民主主義国家は概ね世の中に期待してるんです。
それは、明日を作るのは自分たちであるって信じてるし、明日は今日よりいいって思ってるから。
市場は人間の心理ですから、過剰に期待するものです。
じゃないとバブルなんて起こらない。
それが裏切られるのが、不幸な出来事と言う事実です。
期待による上昇と事実による下落な訳で、夢と現実ですね。
実際の社会でもそうですが、期待度が高ければ高いほどショックですよね。
それが最も価格に表れてくるだけで、ガッカリーって感じです。
下落って言うのは一般的に事実による価格調整ですから、現実を否定すべきではない。
間違った期待や行き過ぎた期待を事実が修正してる。
うまく期待を超えれば事実で値上がりもします。
でも、普通は期待を超える事の方が少ない。
なぜなら、期待ってのは最高を求めるものだから、良い方を考えたいのが人間で良い事です。
だからこそ上がったり下がったりしてて、特に下落が大きい。
そこを収益機会として捉えてるだけです。
なので、価格調整に賭けると言う戦略に過ぎずバランスを取ってる訳で、いやらしいなんて思う必要はあんまりない。(ちょっとは思いますけどね)
片方だけはこの世界は成り立たないし、かえっておかしな事になります。
期待だけあおるのが社会主義政策だったり革命的軍事政権だったりして事実としての間違いを指摘できないから、どこまでも悪くなる。
割としょっちゅう起こりますね。宗教もそう言う面があるし、バブルもそうだし、北朝鮮なんて、まさにそうですよね。
で、その期待の価格修正が事実を元に最も端的に起こるのが、悪いニュースです。
人の不幸かもしれませんが、大きく見れば価格修正と捉えるべきだと思います。
言い方が違うだけといわれるかもしれないけど、本質的に違うんじゃないでしょうかね。
実際の世の中には人の期待で商売するのもあれば、人の不幸で商売するものもありますよね。
週刊誌やテレビのワイドショーなんて、ヒドイものです。
人の不幸だけをただ流してる方が多い。
感情に訴えるものが、人間を動かす訳ですから、まぁ商売の基本なのかもしれません。
市場は効率的なのでそれらを一瞬で価格に反映させるから大きく動くんです。
だって、市場自体に本質的にCreativeなものは何もないもん。(付加価値がないとは言いません。資金が流動的になる事で社会が良くなると言う面は大いにある)
製造業では自動車作ったりしますし、農業は食料を作ります。
どちらも何かよいものが生まれて喜ばしい事です。
社会的に貢献してる訳で、そこにお金が発生するのはちっともやらしくない。
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でも、市場で儲けようって言うのは何も生まずに儲けようとしてる訳ですから、人の期待で儲けようにしても、人の不幸で儲けようにしても、社会貢献していないと言う意味では一緒ですよね。
(←ちょっと言いすぎかな。市場自体は社会貢献してないとは言えないし、社会貢献が大きすぎて見えにくいだけかも。その大きな社会貢献のちいさーい事をしてるから社会貢献が事実上無限大に小さくてないだけか)
どっちにしても材料(と言うよりは人の心理)で売買してる訳で、どっちがやらしいかなんて議論してもしょうがない。
人の不幸で売りをしてるのは直接的に見えるだけで、本質的には同じじゃないかと思うようになりました。
人の不幸でトレードするのは、まぁ確かにあまり気分が良いものではないんですが、そんなの週刊誌の記事やワイドショー見て、マユをひそめながら芸能人っていやらしいよねって言ってるだけに過ぎない。
そもそも、週刊誌読んでたりワイドショー見てる時点で十分やらしいんだもん。
結局は捉え方の問題に過ぎなくて、売りをするのは価格修正に賭けてるだけだって思います。
市場では買いだけやってればいい訳じゃないので、キレイ事言ってもしょうがないですし、極論すれば買いだけがいやらしくないのかって話になります。
人の不幸自体は悲しむべき話ですが、それと価格修正は別の話です。
貨幣経済は期待と価格修正から成り立ってるので、バランスが取れてるんだと思います。
行き過ぎたものにはバランスを取るための仕組みが必要で、市場はそれに気が付くからバブルも崩壊します。
今だって、新興国バンザイの期待ムードにリビアやエジプトの不安で期待の修正が起きています。
それは新興国の社会情勢は問題がない訳ではないって言う警告です。
新興国ならなんでもいい訳じゃないなんてあたりまえですよね。
でも、人の期待はあたりまえを見えなくしちゃいます。
市場は世界中のありとあらゆる期待と不安を一生懸命価格に反映しようとしています。
そして、事実で修正する。
Buy the rumor, sell the factなんて有名でしょ。
東京ドームで事故が起きれば東京ドームの価格は下がります。
ヨーロッパで国レベルの破産が起きそうならば、債券や通貨レベルで価格調整が発生します。
ファンダメンタルが分からんって人は、そもそもニュースのサイズを把握できていない。
逆に分かるバフェットやソロスやロジャーズはそこが正確に分かるからこそ、未来を予測できるんでしょう。
じゃないと、あんな戦略取れない。
なので、期待できる所まで遠慮なく売ればいいし、原油だって買えばいいと思う。
個別に見るとやらしいって思うかもしれませんが、大きく見ればそういう話じゃないでしょうかね。
以上、危機に乗じて売りを遠慮なくする現実的なランケンの自己正当化でした。
あ、ちなみにスペイン株売って読者からお叱りを受けたとかって事はないです。
多分、それ別件だと思うな。
ジンバブエのハイパーインフレを扱った時に数字遊びして面白がった所か、サブプライム暴落時に豪ドルとNZドルのサヤを扱った時に危ない事を記事にするなって言われた話だと思います。
ランケンはそんなに怒られた事はないと思う。(認識してないだけかも(爆))
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今は無き富山化学を秋口に買い込んで売り抜けチャンスを窺い、北朝鮮が不穏になれば軍事銘柄を監視し・・・そんな事を至極当たり前にやってきた俺も『人でなし』です^^
しかし、相場ってのはそーゆー場所であるのも事実です。
(『電力株や鉄道株は、事故が起きた時に買う。』なんて格言の様に言われていますもんね。)
為替でのユーロSだって、その裏で欧州の数億の人が直面している不幸が目の当たりに見えないだけの事ですもの。
最後の最後、投資家各人の捉え方ひとつ・・・自身が許容できる範囲までをストイックにトレードに利用するって事なんでしょうね。
こんばんは。
さすがにプロ(笑)。
相場に変な感情入れてもムダですもんね。
そーですねー。
人の不幸とかって議論はナンセンスだなって思うようになりました。
別に不幸の価格を出してるわけじゃないですからね。
寄付援助できたらステキじやないですか!
ところで、「ウォール街」ご覧になりましたか? ゲッコーはやっぱりゲッコーだった。ちょっと良心的なパパ、というかグランパの心が芽生えたけど。
映画館は集客を期待していないらしく、狭いスクリーンでの上映でした。
でも、リーマンショックやサブプライム問題のおさらい、お勉強になりました。
こんばんは。
動物愛護ってわんわん愛護?
まぁ、儲かる人の裏には損する人がいて(笑)
みずほさん
こんばんは。
基本的には期待と事実による修正だと思うんですけどね。
でも、つよしさんみたいに、マジで裏狙ってる「人でなし」もいます。
え?ランケンもだろって?
ウォール街はなんか評判あんまりよろしくないですねぇ。
一般的にはなんかスリリングな展開を期待してたんでしょうけどね。
こんばんは。
検索してみました。
動物愛護の世界も裏がかなりありそうですねぇ。。。
倫理的にはちょっと問題があるものもありそうですね。
正直、分からん世界ですが(子供のときに犬を飼った事が一回ぐらいしかない)、命の売買ってのはしてはいけない話なのかもしれませんね。
でも、それを言うと、肉食べてるじゃんとか極論もあるんですが。。。