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2010年10月14日

ドルインデックスから長期為替展望【鷹鳩】

為替は凄いことになってますね。

ドル円はついに80円台に突入。私の周りでは過去最高値更新はもうしょうがないって雰囲気で、みんなが確信してます。
もちろん、その前に介入が入る可能性もありますが、sooner or laterって感じでしょうか。

EURも1.41を突破、CADもパリティ達成、AUDはパリティ寸止めですがこちらも時間の問題でしょうね。全世界でドル安が進んでいます。

ニュースでは『円高が進行』なんて言ってますが賢明なる読者の皆さんなら、円高ではなくてドル安だということを理解しているかと思います。ドル円が下落しててもクロス円は上昇してますからね。

なので今の為替相場の主役はドルの凋落なわけです。

今日は、お馴染みドルインデックスの長期チャートを見て、今後の為替の大きな流れを展望したいなと。

まずはドルインデックスのチャート(週足で10年分です)

1014.jpgこうやってみると分かるんですが、じつはドルというのはもうずーっと下落トレンドなんですね。米ドルが世界の基軸通貨だったのですが、だんだんと相対的にパワーを失っていったみたいなストーリー。

よく覇権国家アメリカの衰退みたいに語られてますが、まさに通貨は米国中心主義から多極主義に移行していったんです。

たとえば欧州連合。それから中国、ブラジル、インドといった新興国。ソ連はボロボロだったけどロシアになって原油を武器に復権。

それが、2008年の半ばから一旦は反発しているのがよく分かります。そう、リーマンショックです。100年に1度の金融危機ですから、今までのトレンドが逆転。とにかくドルのファンディングが苦しかったり、一旦は米国債へといった動きが活発化しドルが買われました。

それが落ち着くとまたドルは売られます。ただ2009年末からは再び反発。これはギリシャに端を発する欧州危機。EURがダメだからUSDに置いておくしかないって流れですね。

最近は欧州危機もECBやIMFがかなりの負担を強いられてなんとか回避傾向にあります。というわけで再びドル安。


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もちろん背景にはFEBによる踏み込んだ金融緩和があります。つまりは世界がドルであふれているということ。このテーマはしばらく続くと思います。2003年からの円キャリートレードでクロス円がずーっと挙げ続けたのも、金融政策の違いによるものでした。

さて、米国の金融緩和政策。すぐに転換するものでしょうか? 前回のFOMC議事録を見る限り、あと2年くらいは現在のスタンスを変えないような気がします。ドルインデックスは前回安値の74近辺はもちろん、リーマン前の安値70を目指す展開と予想します。

長期ポジションとして如何でしょうか


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posted by CFD at 21:30 | Comment(0) | 鷹鳩の世界の市場から
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