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2010年09月30日

為替介入額は大規模も…【鷹鳩】

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先ほど、2010年8月30日から9月28日までの為替介入額が発表になりました。その金額、2兆1249億円です。市場では、実際介入があったのは15日だけだといわれていますから、ほとんどは15日での介入で使われた金額と考えて良いでしょう。

私の記憶では一日の介入額で2兆円というのは、最大なのではないかと思います(違っていたらごめんなさい)。そして、今回の介入では、EBSという取引システムを使って日銀自ら介入していたという報道もあります。

EBSというのは銀行が為替取引に使うシステム。今はEBSを使った取引が95%を占めています。従来の為替介入の場合、日銀は銀行に依頼して、銀行が日銀の代わりにドル円を買い上げるオペレーションをしていました。

今回は、一部で日銀が直接EBSを使ってドル円を買い上げるオペレーションをした、ということです。これは記事にもあるように心理的にインパクトが大きい。

EBSというのは、取引が成立すると、何処の金融機関と取引したかが4桁のアルファベットで現れるんですね。日銀はBOJQ。だから、誰かがドル円を売った場合、取引の相手方にBOJQと出てきて『うおっ日銀だ!!』てビビるわけです(笑)

すぐに介入が入ったと分かるので、みんなもう一目散に売るのを止めて逆に買い上げるわけです。この流れに乗れ〜ってな感じでね。だから値がすっ飛びやすいし、効率的に為替を持ち上げることが出来ます。なかなか上手いでうすね。


それ以外にも、米国への根回しも済んでいて、今回の介入は研究してうまいことやったなぁと言うのが当初の市場での感想でした。

しかし、介入効果もその日だけでしたね。あれよあれよと円高がずるずると進み、気がついたら介入前と同じ水準。2兆円はどうなったw 

さて、今後の為替介入ですが、まだ余力は残しているので介入臨戦態勢は取り続けるでしょう。しかし、2兆円を使って意味がなかったことが分かった今、財務省も新たな効果的な策を練っているはず。

円高が進んだからといってむやみに介入をするってこともなさそうな気がします。だらだらと円高が進む分には何もできないのでは、とも思ってしまう。

まぁ、今はシケタUSD/JPYなんかよりw EURやAUDでしょう! 米国の金融緩和ネタが終わるまではドル売りでOKかと思います。
posted by CFD at 21:46 | Comment(0) | 鷹鳩の世界の市場から
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