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2010年05月20日

ドイツで禁止されたネイキッドショートとは?【鷹鳩】

毎日ボラが高いですね。日経平均は日中10,000円割れ。為替も物凄く動きますね。特に今日の主役はAUDでしたね。

さて、昨日はこんなニュースが市場を騒がせました。

NY株続落、ドイツの空売り禁止措置受けて不透明感(ロイター)

ドイツが前日、ユーロ圏の国債などを対象に現物手当てのない空売り(ネーキッド・ショート・セリング)の一時的禁止措置を単独で導入したことを受けて先行き不透明感が高まり、リスク回避の動きが見られた。

 ユーロ圏の財政問題が経済成長を妨げるとの懸念が高まる中でのドイツの措置を受け、欧州へのエクスポージャーの大きい工業株で売りが広がった。



実はこれ、Sarahさんからどういう意味なんだろって質問があったんですね。探究心はすごいです、Sarahさん。

まず、ネイキッドショートっていわゆる普通の空売りとは違います。株の信用取引をしている方も多いと思いますが、信用売りはマーケットから株を借りてきてそれを売るわけです。東証のマーケットとは別に、株の貸借マーケットがあるんです。

借りてきた株を売って、値段が下がれば買い戻して返す。その差額が儲けになるわけです。

逆にネイキッドってのは、その名の通り裸で、つまり株を借りてきて手当てすることなく売ることです。なので賃借で出回っている何倍もの株を売り仕掛けすることができるわけです。よく、ドラマなんかで特定企業の株を売り崩しとかあるじゃないですか。大量の株を売って価格を下げるには最適な方法ですね。(といっても売ったからには受け渡し日ベースで買い戻すなり、別の方法で株を確保するなりするんですけど)

で今回は国債とCDSと一部金融機関株のネイキッドショートを禁止にしたんですね。ヘッジファンドなんかが更なるギリシャ危機に掛けて国債を売り仕掛けしたりしないようにしたんです。

これが市場から総スカン。そんな規制があるユーロ圏からはファンドの資金が逃げるとか、強化が欧州の競争力を削ぐという思惑もあります。また、規制をかけても本質的なソブリン問題の改善にはつながらないという失望も。


ちなみにCFDはどうなるのでしょう? 


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基本的には、CFDの原資産やCFD業者のカバー取引は現物取引に基づいていると思います。まさか、カバー取引で積極的にネイキッドショートをするCFDプロバイダーはいないと思うのですが…。そのため、個別株CFDでもショートが出来ない銘柄って指定されてますよね。これは賃借マーケットで流通量が少ないためです。

なので今回の規制はCFD取引には大きな影響なしと見ます。腰をすえて欧州売りしましょう(笑)!!




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posted by CFD at 21:38 | Comment(1) | 海外株
この記事へのコメント
CFDステーション: ドイツで禁止されたネイキッドショートとは?【鷹鳩】
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Posted by jbbeysf at 2014年12月24日 12:44
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