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2010年05月04日

ジムロジャースのギリシャ見通しとイギリス株価【ランケン】

今日も欧州株の下げがきついですね。
救済策が出て多少は上がるかなぁと思ったんですが、まったく上がらずです。
今日、下げて始まったのでポジション膨らませちゃったら、うまくはまりました。

材料出尽くしな気がしますが、未だに下げますねぇ。
市場は安心できた様子はありません。
まぁ、週末のドイツとECBの対応見てたらあんまり楽観的にはなれませんよねぇ。
昨日は少し上昇していたのですが、今日はまた大きく下げています。

チャート見ていて、昨日結構気になった事があります。
ドイツもアメリカも昨日は上げていたのですが、イギリスがかなり下げていました。
ひょっとしてイギリスもヤバクないかと。。。

ただ、ポンドはそんなに弱くありません。
対ユーロだとむしろ上昇傾向にあり、株安、為替安と言う程ではなくなっています。
イギリスまで売りに出しはまだしませんが、ちょっとイギリスの株価動向は気にしておきたいと思います。
FTSE100
イギリス株価指数

DAX
ドイツ株価指数

ジムロジャースはユーロは15年後に死ぬとか言っていますが、ギリシャに関しては5年後に破綻するだろうとしています。
本当にギリシャが破綻したらどうなるんでしょうね。
今だって破綻させれないので、ECBはジャンクボンドのギリシャ債券でお金を貸し出している状況です。

当然、ギリシャ債券を大量に抱えているヨーロッパの銀行も破綻する所が出てくるでしょう。
格下げでかなり厳しくなっている銀行も既にあるはずです(ランケンの想像ですが、普通に考えてそうでしょう。だって引当金とか増やさないといけないもん。ギリシャ債券なんて通貨のリスクがないユーロ諸国がかなり買ってるはずだと思うので結構な額(兆円単位)があるはず)。
だからこそ、ECBは最もやりたくない事をしている訳ですし。
通貨の番人である中央銀行がジャンクボンドを受け入れるなんてね。
ユーロを守るのに必至ですが、モラルハザード決定です。

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ユーロと言う壮大な実験は失敗に終わった事が確定しつつあるのが現状だと思います。
今すぐには無くせませんし、15年後に本当になくなるかはランケンにはさっぱり分かりませんが、少なくともかなり違った形を模索せざるを得ないでしょう。
どういう形にするか、ドイツ首相やフランス大統領は最悪を既に考え始めてるはずです。

破綻可能性の高い国は入れれませんよね。
PIGSをどうするか。イタリアとスペインはなんとか守りたいでしょうが。。。

ポルトガル?今日売り増ししました(笑)。もちろん、ドイツ買って。

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posted by CFD at 19:36 | Comment(3) | ランケンのCFD予備校
この記事へのコメント
こんがんは、いつもブログ記事拝読しています。

> ユーロと言う壮大な実験は失敗に終わった事が確定しつつあるのが現状だと思います。

が、どうでしょう。ここは異論あり、です。
ユーロは対ドルレートだけで言えば騰落が激しい10年間です。そもそもパリティ以下からのスタートで、一時2倍位の値がついたこと自体、以上だっただけと見ることもできませんか?
確かに難しい局面にいるんだとは思いますが、異文化/歴史を乗り越えて人々は恊働できるか?という壮大な理想の海を航海している以上、心情的には「終わり」なんて思いたくありません。人の可能性には賭けてます。
あ。もちろん、一トレーダーとして、ポジションはショートですけど。
Posted by shumei at 2010年05月06日 01:58
Shumeiさん

こんばんは。
コメントどうもありがとうございます。
ご指摘の部分、異論反論あるかなとは思っておりました(笑)。

価格がパリティ以下だったのが2倍の価格になったのが異常と見る事は全く失敗の根拠とは思いません。
為替市場はその国の力にある程度応じて価格が変わるものですから、2倍であれ3倍であれ、異常な時もあるでしょうが失敗とは思いません。
価格が多少下がった位で失敗と考えている訳ではありません。

ランケンが言っているユーロの失敗とはギリシャの破綻そのものを指しています(まだ破綻していませんけど)。
個人的にはギリシャの破綻はユーロという通貨の持つ矛盾(財政政策は各国で、金融政策はECBでと言う構造)から出てきたものだと思っているからです。

この矛盾に関してはユーロ発足当時から指摘されていたものであり、それを防ぐために色々と条約で条件を付けてきた訳ですが、ギリシャがこのような形になったのはユーロ導入によるものでしょう。
本来はギリシャはユーロをもてるほど強い国ではなかったと思います。
現在のギリシャの苦境はユーロが導入されなければなかったかもう少しマシだったか、少なくとも他の国にこれほどの危機感を与えるものではなかったはずです。

では、ギリシャが入らなければ良かったでは無いかと言う話もありますが、ギリシャから見たらユーロに入らないという選択は数年前はあり得なかったでしょう。
それはユーロが好況においては非常においしい仕組みだからです。
ヨーロッパの他の国においても入りたがっている国が多いように、メリットはものすごくある制度ですから、入るなって言うのはやはり無理があります。

ペッグ制の破綻は歴史上多く出ており、ユーロのような地域圏で個々の国の強弱がかなり大きく参加国も多いとなるとやはり破綻する国が出てくるのはある意味必然なんだろうなと考えます。
かなり大きく見てますが、ユーロという単一通貨で金融政策を個々の国から奪い、財政政策だけは低く抑えろって言うのは、完全に矛盾でしょう。
政府としては打てる手がありませんよね。
多くの国があるわけですから、そうなれば当然一部の国は破綻するのは遅かれ早かれ必至だったんじゃないかなと思っています。

たまたま今はギリシャが槍玉にあがっている訳ですが、他にも同様の国が多くある現状を見ても、ユーロが持つ構造上の矛盾が引き起こした破綻劇であり、それが伝染する可能性を持っている所でユーロの失敗と書いています。
スペインの住宅バブルもギリシャの財政の極端な悪化もユーロが当該国の通貨としては不当に高い事から発生している面はあるんです。
ユーロとペッグしていたラトビアの記事も先日ランケンブログで取り上げたんですが、構造はほとんど同じ構造でラトビアも破綻しています(ラトビアもユーロに入りたくてペッグしていました)。
ラトビアは失業率のものすごい悪化と共にユーロに対するペッグをやめるという結果に終わりました。

でも、おっしゃるとおり理想としては美しいと思います。
ただ、ユーロの美しさは社会主義の理想の美しさに近いものを感じてしまいます。
そこは理想と現実をバランスしないといけなくて、終わりとは思いたくない心情も理解しますが、やっぱり現実的に起きるべき事が起きてるだけであるならば、現実的にどう解決するかまで含めて制度化しないと理想に終わってしまいます。

その意味では現行のユーロはやっぱり失敗だなと個人的には考えていて、価格が下がるかどうかではなく、ギリシャの破綻、ラトビアの破綻、その他の国への伝染、これら全てはユーロの制度から来る失敗と捉えています。

現状、既にユーロは多くの国で導入されており、どう始末できるか恐らく誰にも分からないんだと思います。
そこがこの問題の非常に悩ましい所で、処理の仕方がない。
こうなると、通貨の持続性は疑われてもしょうがなく、ジムロジャースが言う事も理解できます。

じゃないと、ジムロジャースほどの分析家(ソロスと一緒にヘッジファンドしていましたが、ジムロジャースが分析担当で、ソロスはトレーダーみたいな位置づけです)が、ユーロは終わった通貨まで言わないと思います。
ランケンもユーロはなくなりはしないと思います(思いたい)。
なので心情はとっても理解できますが、具体的にどうするのって言われた時にどうしようもないかもしれないって思っています。
心情としてはそんな感じですが、ロジックとしては間違いなく厳しいですね。

残念ながらユーロが現状のままでうまく復活できるロジックが見当たりません。
少なくとも、いくつかの国をユーロから落とさないと厳しいでしょうね。
じゃないとドイツがユーロから出てっちゃいます。

マルク復活かなぁみたいなね。
その時にユーロ残ってるかもしれませんが、もはや今のユーロじゃないでしょう。

長くなりましたね。。。
Posted by ランケン at 2010年05月06日 04:00
CFDステーション: ジムロジャースのギリシャ見通しとイギリス株価【ランケン】
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Posted by vfsbqloid at 2014年12月24日 13:40
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