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2010年04月05日

原油とインフレ【ランケン】

原油が上昇していますね。
1バレル85ドル台に入っています。
世界経済の回復を裏付けているような気がします。

原油の上昇はインフレ懸念につながる事が多いのですが、今のところアメリカにおいてはインフレの兆候はそれほど見られません。
市場ではアメリカのインフレは2%程度でおさまると見られているそうで、アメリカ連銀の非公式な目標レベルで落ち着いています。
ただ、やはりインフレの上昇懸念は強いようで、警戒はされています。

アメリカにおけるインフレの兆候が小さいのはやはりまだまだ需要に対して供給が多すぎる事が原因とされており、GDPギャップが指摘されています。
このため、原油価格が多少上昇しても、インフレの懸念が強くなるとは言えない状況となっています。

インフレ懸念が出ているのは元々、連銀や各国中央銀行による世界的な大幅な金利引き下げによるものです。
本来、これは景気上昇、企業利益の上昇、雇用の増大、ファイナンスの容易さなどからお金の価値が下がり、物価上昇のはずと言うのがセオリーです。
実際はと言うと失業率はまだ高く、企業業績もまだまだ、金利が低い割にはあまりお金を借りないなどインフレに繋がる経路が切れています。

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既にゼロ金利ですので、今後は金利の引き上げを行わざるを得ない訳ですが、やはりタイミングの問題はあって、それがいつになるかが気になるところです。
原油価格の上昇が引き金になる状況ではないように思いますが、いつまでも異常な低金利を続ける訳にも行きません。
一方で、金利引き上げも景気が悪い状況ではなかなかできず、かなりこう着状態なようです。

当面は金利引き上げもしにくいでしょうし、上がるにしても少しずつって感じでしょう。
アメリカの金利が上がると、株式も上昇しにくくなるし、恐らくドル円も上がってくると思っています。
連銀の動きがこれからは注目でしょうか。
今年の二大テーマですね。(もう1つは欧州ソブリン危機)

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posted by CFD at 21:03 | Comment(0) | ランケンのCFD予備校
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