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2010年01月15日

JGBの価値…プライスレス【鷹鳩】

まさかSarahさんから『JGB』という言葉が出てくるとは…

国債についてお勉強したい人!!!
                        

【セミナー情報】

日時    1月23日(土) 13:00〜16:00(12:30受付)
場所    コンファレンススクエア エムプラス
      東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル 1F 

講演内容 『国債の需給動向と長期金利の行方』
セミナー内容
       ・大量に発行される国債の消化は可能なのか
       ・財政悪化による日本国債売りは儲からない?
       ・長期金利の低位安定は続くのか
       ・長期金利の動向と他市場への影響
       ・債券先物の売買手法  など


うーん、結構面白そうですね。行ってみたいけど予定が入ってます。。

ちなみに鷹鳩というネームも牛熊のパロディです。ブログを始めるずっと昔っから、牛熊のディーリングルームは読んでました。


さて、せっかくですから、もう一度JGBってなーにって事を書いてみましょうか。


JGBって何のことかと言うとJapan government Bond のこと。要は日本国債です。

一言で言ってしまえば『国債は安全資産である』ってこと。安全資産…?ってピンとこないかと思います。Cステ読者の皆様なら『安全資産っちゃあゴールドだろうが』って思うと思います。それは正解。戦争が起ころうが、インフレが起ころうが、金は金であり、悠久の時代を通じて富の象徴だったというのは過去の記事の通り

金がパニックに備えての安全資産なら、国債は景気後退時の安全資産ってイメージでしょうか。

国債はある一定の利回りを約束した国の借用書。満期まで持てば元本が戻ってくるわけです。しかも日本国の保証付きです。リスクは…一応、日本国が破綻したらお金が帰ってこないのですが、そもそも日本国が破綻している状態で日本円にどれだけ価値があるのかって話ですし、もう通常の経済状態は崩壊してますので、もうどうにでもなれって感じでしょうか^^;  一応、理論的にはリスクフリー資産と言われています。

なので運用会社が投信なんかを作るときでも、株のポートフォリオに加えて必ずJGBを入れます。理論的にそのほうが効率的なポートフォリオになるからです(詳しく知りたい方はマルコビッツのポートフォリオ理論をご参照ください)

安全資産ってのが理論的なところですが、最近はどーもそれも怪しい。アイスランド、ドバイ、ギリシャと国家であってもリスクはあるわけです。昔はアルゼンチンとかロシアも国債を支払わないことがありました。

日本は大丈夫でしょーなんて言ってますが、その国・地方の借金の比率は先進国でぶっちぎりナンバーワン。借金まみれの国です。

しかも今の政権は更に借金を膨らませて、手厚い手当てをつけるという。いくれレンホーさんが『本当に必要なんですか!!』って言っても、借金は膨れ上がります。

実際、海外の格付け機関はJGBの格下げも検討しているという。格下げはあっても全然驚かないですね。



■CMCジャパン■



でも、だからといってJGBが暴落するかっていうとそうでもなく。なぜかって言うと、米国などと違って、JGBは97%が日本国内の投資が保有しているからです。簡単に言うと、仲間内でぐるぐる回して持ち合っているということ。これが海外投資家が多いと、異国の危ない国債なんて売って、自国の国債に入れ替えますよね。日本の場合は、JGBがホームグラウンドの国債なんで、売るわけにはいかないのです。

これが、借金大国ニッポンの国債が暴落しないわけです。超単純化して説明していますが、ホントこういうことなんです。更にいうと、この国債を最終的に買っているのって誰だかわかります?



それは…あなたです。皆さんの預金を預けた銀行や郵貯。その金融機関が、みなさんに預金の利子を払うためにJGBを買っています。つまり、国の借金を国民の預金で賄っているということなんですね。

このことに気付いた時、私はタコがおなかがすいて自分の足を食べる図を想像しました。この認識は合ってます。いずれ借金が国民資産で追いつかなくなったとき…JGBの暴落が始まる…と考えています。






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posted by CFD at 18:31 | Comment(4) | 債券
この記事へのコメント
アメリカのシェールガスというのは個別株や指数などはあるのでしょうか?
天然ガスの事なのでしょうか?
Posted by KOOL at 2010年01月16日 01:20
KOOLさん

私も詳しくないのですが↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AB

この中にあるシェールガスのことですかね? 天然ガスとも違う、シェールから発生すガスのことみたいです。文中にもありますが、まだ商用化は難しいようで、投資商品としても登場していないでしょう。


もしくはシェル石油のことかしら??^^; シェー!!
Posted by 鷹鳩 at 2010年01月17日 18:15
そうです。
このことです。
最近技術が発達し切削可能になりロシアなどの天然ガス市場が切迫されてきているそうです。
日本の業者は住友商事が参加しているみたいで去年末から株価が上がっております。
アメリカ株ででもあればと思っておりますが。
Posted by KOOL at 2010年01月18日 11:10
遅くなりました。
シェール・ガスを取り扱っている会社の株CFDをロングにしたいってことですね。なるほど、おもしろいですね。

恐らく、従来のエネルギー会社(ロイヤルダッチシェルやシェブロン)になるんでしょうね。何でかというと、そういうエネルギー資源を必要としている需要主ってほぼ決まっていて(電力とかね)、そこのラインを握っているのが既存のエネルギー・メジャーだからです。また、ガスって運ぶの大変ですよね。パイプラインで海沿いまで運んで、超低温で液化して…。特殊な船舶も用意しなくちゃいけないし。

相当なノウハウと資金が必要な感じしません?
Posted by 鷹鳩 at 2010年01月21日 19:15
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