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プラチナと金の価格差を利用した取引方法を先日紹介しましたが、プラチナって最近個人投資家の間で積立をしている人も増えているそうです。まー確かに一時に比べたら安いですよね。CFDで積み立てたらいいのにとかって個人的には思っちゃいますけど（安くはないですがね）、バーゲンハンターの個人投資家の方の鋭さには驚くべきものがあります。

プラチナと言えば、希少金属の中でももっとも価値が高いので、金よりもありがたがられます。主な用途は宝飾品のみならず工業品としてもハイブリッドエンジンなんかで使われており、ハイブリッドエンジンの増産とかになるとプラチナ価格が上昇したりします（逆もしかり）。日本の自動車業界のニュースはプラチナ業界にすぐに伝わって反応するぐらいです。

近年は、工業品の需要が増えており、最先端の技術的な部分ではかなりプラチナは取り入れられています。一方で宝飾品の需要も大きく、工業品の需要が増え価格が高くなると宝飾品の需要が減ると言う関係も指摘されています。

プラチナのリング１つ３グラムを作るのに、プラチナの原石はなんと1トン必要です。人類がここまでに手に入れたプラチナの量は１辺５メートルの立方体程度というのですからいかに量が少ないかがよく分かります（その意味でも金価格とプラチナ価格がほぼ等しい今の状況っておかしいと思います）。

このプラチナの希少性と高い特性に注目して広めたのが、あの世界的なブランドのカルティエの３代目当主ルイ・カルティエです。エンゲージリングやマリエッジリングとして大活躍ですが、高価ですしダイヤモンドほど品質に差が出ないという意味では資産として考えるなら適してはいます。が、その辺の宝飾屋さんで売ってるプラチナはデザイン料だとか色々と上乗せ分が大きいので、換金するとだいぶ目減りします。

プラチナの主な産出地は南アフリカで世界の生産量の８割が南アフリカです。なぜ、南アフリカに偏在しているかというと隕石がぶつかったという説が有力だそうで、残りの２割はロシアになっていて、他の国からはほとんど産出されません。


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さて、取引ですが市場規模が金（Gold)の十分の一のため、はっきり言ってむちゃくちゃ値動き激しいです。現在、１オンス1000ドル（2009年1月）ぐらいですが、10ドルや20ドルすーぐ動きます。しかも値が飛ぶ。取引時間は日本時間だと10:15（午後）から3:15（午前）で、どうも夏時間とかで1時間前後するようです（まだ知らないですがCMC Marketsの公式データは夜の9:15から開始になってます）。夜帰るといいぐあいに動いていますので私はかなり取引してます（爆）。24時間やってる訳でもなく（オリックス証券はほぼ24時間扱っているようです）、短期的に集中してやるのにいいですね。

取引単位は10オンス（1オンスは1トロイオンスで31.1035グラム）ですので、1000ドルを10オンスが最低です。ほぼ、10000ドルで100万円ぐらいでしょうか。金利も付かないので売りでも買いでも大きく稼げますが、損もしますよね（笑）。過去20年間で最安値は330ドルぐらい、最高値は2200ドルぐらいです。

レバ２倍程度50万円ぐらいの証拠金で10オンス1000ドルぐらい買えば、2000ドルになれば、100万円ぐらいもうかる計算です。まー2000ドルまで行くのはもはや難しいと思いますので、そこまで行かなくても1200ドルぐらいは現実的だとは思います。50万で20万の利益ですから悪くないかな。

商品ですので、やはり原油価格によって全体的に押し上げられたり押し下げられたりする傾向は強いです。まずは、原油価格の動向を押さえ、その上で宝飾品の需要と工業品の需要でしょうか。後は金価格は大事です。さすがに金価格より下回る事はなかなかなく、過去20年で数回レベルで、金価格が上がってくるとプラチナ価格も押し上げられています。最近はこの傾向が特に強いですね。下のグラフ見ると一目瞭然です。なので、プラチナと金の価格差を狙った取引が今はいいと考えています。



現在、プラチナ取引ができるのはCMC Marketsとオリックス証券しかなさそうです。

	CFD取引単位	必要証拠金	手数料	スプレッド	金利 （スワップ）
CMC Markets Japan	10オンス単位	3%	なし	７ドル〜	売り買いともになし
オリックス証券	10オンス単位	10%	0.02%	5ドル〜	売り買いともになし