前回書きましたように、お金を先にもらうか後にもらうかの違いなんですが、ビジネスモデルとしては全然変わってきます。
ちなみに英語学校なんかもスイカなどと同じで、先にお金もらっちゃうので資金効率がいい業界になります。
あれ、後でもらう形にすると大変なので、チケット制にしてるんですね。
払う側から見ると後で払うか先に払うかの違いで大差ないように見えますが、お金を請求する側から見るとメチャクチャ違います。(後にしたければクレジットカード使ってって話になります)
景気がいい時ってのは、クレジットカードの後払いビジネスモデルの方はおそらく儲かります。
だって、分割で払ったりすると年率15%とかの利子が得られる訳で、好景気ならば債権の回収の失敗も少ない訳です。
アメリカなんかでは、クレジットカード会社がバブルを助長している面はありましょう。
そのツケは今払うんですけどね。
クレジットカード産業でもう1つ知っておくと面白い事があります。
クレジットカードってスゴイ勧誘の活動を駅前とかでしてますよね。
スキー場なんか行くとスキーのリフト代(5000円相当とか)やらを無料にしますとか。
他にはは映画代ただにしますとかね。
あれって不思議じゃありませんか?
当然、カード会社はそのコストを負担する必要があります。
スキーのリフト代だったり、映画代だったり、成田空港まで荷物送ってくれたりと賑やかに勧誘するコストはカード会社が払うんです。
カード作った所で本当にカード使うかどうかわからないし、下手すると作るだけ作って映画だけ見て退会しちゃったりするのに、なんでそこまでしてって感じしません?
クレジットカード業界って巨大なコンピューター装置産業の業界です。
何を言っているかと言うと、コンピューター構築の固定費が高いんです。
あるクレジットカード会社なんかは数百億円のコンピューターシステムを構築しています。
もちろん、今後十年単位でこれを取り返さないとビジネスにならないんですが、会員が少ないと赤字になります。
逆に会員が増えても、その分コストが増える訳ではなく、単純にコンピューターに登録するだけでほとんどタダみたいなもんです。
逆に言うと、変動費が少ない。
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でも、退会する人は確実に毎年一定の割合でいる訳です。
使わなくなったとか、会員が死んじゃったとか(ほんとに人が死ぬ割合で減ると思いますよ)、ほっておくと毎年会員が減っちゃう。
そうするとカードで支払う人が減っちゃうわけで、手数料も減る。つまり売り上げが下がる。
先ほど書きましたように、クレジットカード会社って設備産業で固定費が大きいため、売上が減るのは死活問題です。
何が何でも会員数を減らす訳にはいかない。
現状の売上を維持するだけでも、自然減を補うために新たな会員を勧誘を続けなければいけないと言うビジネスモデルです。
よってもって、各社色々な特典を付けてカード会員の勧誘をするんですね。
例によって一歩引いて現在の日本の経済状況を見るとどう見てもパイは伸びません。
減りゆくパイの中で会員数を増やすなんてほとんど不可能で現状維持すら厳しいでしょう。
そういう観点から見るとJCBは日本発の国際的クレジットカード会社なんですが、非常に苦しい事が予想されます(あくまで勝手な予想)。
ただ、JCBは上場していないので、われわれのような投資家(投機家か。。。)は取引できませんね。
おしぃ。。。
ちなみにVISAとMaster Card、ほぼ同じ動きします。
差が出たらチャンスかもです。
後は、アメリカのAmerican Express買ってヨーロッパのマスターカードでも売るかな?
クレジットカード業界も結構法律でガチガチに縛られた業界です。
あんまり差が付きにくいんですが、新規参入も容易ならざる業界です。
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